毎日90分X5コマの授業を受けるなんて、気が遠くなりそうでしたが、終わってみればやはりあっっっという間の3日間でした。
初日は、わりとゆるゆると理論的なことが中心でしたが、2日目は実際に様々なデータベースを利用してみることが中心でした。
今まで使ってみたことのある検索システムもありましたが、先生と一緒に例題に取り組むのは良い経験でした。具体的なキーワードの選び方や論理式の応用、最初の検索で得られた結果を新たな手がかりとして、さらに網を広げてみたり逆に絞り込んでみたり。出来るだけモレやノイズを少なく、かつ短時間で効率的に求めるものを探し出す工夫という点ではとても為になりました。
普段何気なく使っている検索エンジンも、実は奥が深くて『こんな探し方もあるんだ〜!』とビックリすることがたくさん。国立国会図書館のサイトに至っては、もう宝の山というかなんというか…。授業で紹介してくださった使い方以外にもいろいろとTipsがありそうですが、てんこ盛りすぎて全貌がいまいちつかめていません。
そして3日目最終日の今日は新聞記事の有料データベースを利用しました。これも優秀だわ〜。これは有料契約している図書館でしか使えないので、あまり利用する機会はなさそうですが、大量の新聞記事が蓄積されていて、それを検索する仕組みがあることがどれほど偉大なのかを実感しました。
そして午後からは課題がひとつ出され、その回答プロセスをレファレンス記録シートを作成する演習。資料を探し出せるかどうかというのももちろんですが、どのようにしてその資料にたどり着いたかを事細かに記録します。
どんなサイトを利用したのかURLを含めて記入したり、何かを試してみて思うような結果が得られなかった場合でも『ない』という記録を残します。あとで同じような事例のレファレンスを受けた際に無駄な作業をしないで済むように。
このプロセスをキチンと書くのが意外に難しいんです。いつもは無意識にやっている作業を、あとから他人が読んで再現できるように記録しておこと、特に『やってダメだった』ことを記録するというのがなかなか出来ない。どのようなキーワードで検索したかや、そのあとの絞り込みをどのように行ったか、それからどの検索条件ではダメでどう変えたらうまくいったかなどなど。
国立国会図書館が運営している『レファレンス共同データベース』にあるプロセスシートを参考に、四苦八苦しながら書きました。
これをパソコンで作成してプリントアウトしたものを提出して終了です。特にテストはありませんでしたが、この回答書や初日の小課題が成績に反映されるというわけ。
初日に『最終日まできちんと授業に出て課題を提出すればまず落ちることはありませんよ〜』というようなことをおっしゃっていたので、そんなに心配はしていないのですが、どのような成績が頂けるのかはかなり気になるところです。