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【レポート合格】児童サービス論(5)ー司書課程受講物語 (76)ー

7月中旬に提出した『児童サービス論』のレポートが返却されてきました。

児童サービスは一番好きな分野なので学習自体はとても面白かったのですが、レポートとしてまとめるのはとても難しくて….。

同じことを言葉を換えてぐるぐる書いているような、結論がいまいちはっきりしない、納得いかない感満載の超苦しい仕上がりのまま提出してしまったのです。


さらには、先日のスクーリングで『落とされた〜!』という方が何人もいたので私もほぼ再提出覚悟で返却を待っていたのでした。

既に9月の科目終了試験は申し込んでしまったのですが、不合格だと試験を受けることができません。

いっそ返却が遅れて試験より後になってしまえば、暫定で受けることはできるのでそうなってくれた方がマシ…。



などとつらつら思っていたところへ早々に返却。

ドキドキしながら開封すると『合格』に◯がついていてほっとしました。


恥ずかしいのはヤマヤマですが、何かの参考にしてくださる方もいるかもしれないので今回も公開。

第1課題
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【第1設題】 児童図書館員の専門性について、各自の考えを述べなさい。


【はじめに】
 子どもにとって本とは、未知への扉を開き広い世界の存在を教えてくれる存在である。本との出会いを作り読書を通して彼らの成長を助けること、生涯を通じて自ら学ぶ力を獲得することを支援するために、児童図書館員に求められる専門性について考える。


【本文】
 児童図書館員にとって、子どもと本が好きであることのはもちろんのこと両者を結びつける情熱が最も大切と考える。それらの基盤に立った上で、図書館の児童サービスに要求されるスキルを、児童図書館員の専門性として以下の3点にまとめた。

1.子どもをよく知ること
 子どもの成長を助ける支援者であるためには「子どもとはどのような生き物であるか」を知っているが必要である。図書館ではサービス対象としての年齢を、乳幼児(0〜3歳程度)、児童(就学前〜小学生)、ヤングアダルト(中高生)といった程度で区分していることが多い。しかし子どもの精神的発達は個人差があり思春期であれば男女の精神年齢差も大きい。また何らかの原因で定常的な発達曲線に乗らない場合もあるため、ひとりひとりに適切な対応を行うには、子どもの発育と学習について広く学び十分な知識を身につける必要がある。また近年の子どもを取り巻く社会環境の変化は著しく、養育者の経済的・人種的背景も多様化している。何らかの事情で学校に行けないなど大人からの支援を十分に得られない子どもも増えているため、彼らの置かれた状況に対する細やかな観察と理解も欠かせない。

2.子どもの資料をよく知ること
 それぞれの子どもに適切な資料を手渡すには、それらを判断し選択する力を身につけていなくてはならない。時代に応じた適切なコレクションを形成するにあたり、
大人向けの資料と同様、内容が正確であることや多様な価値観を反映したものが選ばれねばならないが、知識や経験のまだ少ないこども向けの場合は特に注意を払うことが求められる。またことばの理解に幅がある点を考慮し、その年齢にふさわしい形態を選択することも留意べき点である。子ども向けの資料を評価する力を養う方法として、まずは長く読み継がれてきた作品をよく読みその魅力を自ら体験すること、その上に児童文学論などで得た知識を重ねる。古典と呼ばれる作品の大切なエッセンスを抽出できるようになることが、新しく出版される作品を評価する力にもなると考える。

3.子どもと本を結びつけるスキルを持つこと
 子どもに本の世界を手渡す方法として、フロアワーク、レファレン、ブックリスト作成、展示、よみきかせ、ストーリーテリング、ブックトーク、映画会・人形劇・工作などの行事運営がある。これらのサービスは技術的な巧拙に目を向けがちだが、目的はそれらの活動を通して本や図書館が「よきもの」であると伝え、読書の楽しみを子ども達に知ってもらうことである。多くの事例に触れ研究・経験を重ねることで技術の向上を心がけ、この目的からはずれることなく子どもに向き合いたい。


【おわりに】
 過剰に視覚的なメディアに慣れた最近の子どもにとって、耳からの読書は楽しめても文字からイメージを膨らませる力が必要な目からの読書はハードルが高くなっている。しかし「読む力」は思考力や想像力の基礎であり、読書力の低下は看過できない。その点からも、子どもを本の世界へ誘い読書習慣を身につけるよう支援する専門家としての児童図書館員の責任はより重くなっていると感じる。


以上


【講評】評価:B
 複数の文献を参照して引用し、考察していてよく書けています。引用は「」などで囲み自分の分と明確に区別できるよう書くとより良いです。 


(講評に興味のある方は、【講評】の下の数行をマウスでドラッグしてハイライトさせて下さい。)

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この『引用を「」で囲む』というのが私は苦手なんですよ…。

いろいろな文献を読んでいるうちに全部がごちゃごちゃに自分の中で混ざり合い、まるで自分の考えのようになってしまっているので、どこからが引用でどこからが自分の考えなのかがもはや分からず…。

レポートの書き方の本などにも、この『引用部分をきちんと書き分ける』ということは必ず書かれていますが、はっきりと「この部分を引用したい」というケースでない場合はどうしたらよいのでしょうかね…。


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