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いろんな人の気持ちを想像してみようよ

夕飯どきにNHKの7時のニュース〜クローズアップ現代が流れていることが多い我家。

テレビを見ながら食事ってどうなの?という気持ちもありますが、小さい頃から『7時のニュース』が染み付いている私にとってはなかなか譲れない習慣です。

世の中のことについて子供たちと話をするのにもちょうど良くて、オットからの解説が入ったり下の子も自分の意見を表明したりと、ひとつの話題で盛り上がることもしばしば。


下の子はちょうど社会科の授業で日本の歴史や政治の仕組みを勉強している最中のせいか、新たに触れた知識をもとに自分の考えをぶつけてきます。

時にはトンチンカンで的外れだったり、間違って理解していることも多いのですが、その純粋な発想に『みんながそう思えたら世の中平和なのにね〜』と感じ入ることも。

昨日は米軍基地の辺野古移転をめぐるニュースをきっかけに、原発再稼働やISのテロ、北朝鮮問題、太平洋戦争と日本のこと、天皇制や『神』という存在について会話が沸騰しました。

そんな会話をする中で、報道の論調に影響されやすいのがとても気になりました。


正義感が強まる年頃なせいか、『YES』か『NO』かという場面では数の多い方が『正しい』とか、大きな声でデモをしている人たちが正しくて、それを聞かない人たちはおかしいからやっつけちゃえばいいのに!といように『正しいこと』『間違ったこと』を自分の視点からだけで単純に決めつけてしまいがちです。


とりあえず自分なりの考えを持って意見表明できることは良いことなので、途中で口を挟まず最後まで聞いてから『でもさあ、こういう風に思っている人もいるかもよ』とか『みんなに責められている人たちはどうしてこういうことしちゃったんだろうね』と言ってみます。

自分の知識不足や思い込み、置かれた環境や立場によって正反対の考えを持ち得ることなどに、まずは気がついて欲しいなあと思っています。


複雑な背景の中で大勢の人が満足できる解を探すことは難しいけれど、力や数の理論だけでなく、できるだけ数多くの方向から物事を見られるような想像力が欲しいと思っています。

ディベートで両方の立場に立つ経験をする機会が授業で増えるといいのになあ。

ISのテロリストになったつもりや難民として国境を越えた子どもになったつもり、移民の転校生が大勢クラスメイトにいる小学生になったつもり…etc.で作文を書いてみるなんていうのはどうでしょうねえ。