おわった〜!図書サービス特論(2)ー司書課程受講物語 (75)ー【スクーリング】

6つあるスクリーング科目のうち、最後まで残っていた『図書サービス特論』が終わりました。
 
『特論』という名前がついているだけあって、全科目を学習したという前提でさらに理解を深め、自分で考えることを目的とした授業内容でした。
 
講義や作業の内容は、図書館で働くにあたって必要な知識全般にわたります。
 
これまでレポートを書いたりや試験準備をする中で、教科書や参考資料を読み自分なりに結構分かったつもりでいたことも、先生から次々と質問を投げかけられ鋭く突っ込まれると自分の理解の浅さに気づきガックリすることもたびたび..。

 
 
 
記憶が消えないうちに3日間の授業内容をざっと記録。
 
 
まず初日はプリントに沿って、今までの学習全体に関する確認の講義。
・図書館概論で学習した『図書館の構成要素』や図書館設置の法的根拠。
・図書館のサービスについて(選書や司書の役割)
・図書館の始まりと現代の図書館への発展の歴史
・大学図書館のバックヤードツアー(職員さんに案内していただき、初めて自動書庫なるものを体験!)
 
図書館史関連の説明が割と長めだったような気がしました。
 
自分が学習していない分野なので新鮮だっただけかもしれませんが、『図書館文化史の試験を受ける前にこの授業を聞きたかった〜!!』とおっしゃっていた方が何人もいらっしゃったので、配布プリントのこの部分は重要箇所の宝庫のようです。
 
 
2日目からは毎日先生が座席を指定しその座席によってグループが組まれます。
 
与えられたテーマについて、まずは個人で考えをまとめ次に3〜7人のグループでの話し合い。
 
午前中のテーマは『図書館の情報発信のあり方』。
 
全国の公共図書館(市区町村立)のHPを調査しどのようなものが望ましいのかを考えます。自分の住んでいる地域から遠く離れた図書館のHPなんて見る機会がないので、今回意識的に遠くの館のHPをたくさん閲覧してみたのですが、館によってとても充実していたり工夫が凝らされたりしていてとても参考になりました。
 
OPAC部分は同じ会社のシステムを導入しているところが多くどこも似たり寄ったりですが、全体の構成や掲載内容を図書館員としての意識を持って見てみるとその館の考え方や姿勢が伝わってくるものですね。
 
午後からは別のグループを組み『図書館の自由について』。
 
実際に過去に起きた事例をもとに『その事件の何が問題だったのか』『図書館員としてどのような論拠で行動すべきか』を考えます。
 
主に取り上げられた事例は練馬のテレビ事件。
 
問題点を議論する際に『法律や図書館の自由宣言にあるから』という単純な反応をしては司書失格。
 
『法律はいつだって内容が変わる可能性があるでしょ!。民主主義の根幹は何ですか?』という意味のことを先生は何度もおっしゃっていました。
 
『そもそも』を考えないといけない。
 
資料の自由な収集・提供が保障されねばならない理由は?利用者の秘密を守らねばならないのはなぜ?。
 
浅い答えしか出せない私たちを次々と攻めまくる先生。
 
自分でももちろんウンウンと考え、さらにグループのメンバーとあーでもないこーでもないと頭をひねります。
 
はじめのうちは『これ以上どう考えろって言うの〜?』とお手上げ状態でも、断片的に出る皆の意見を集約していくうちに少しづつその本質が見えてくるのがとても面白い体験でした。
 
 
そして最終日の3日目は『図書館サービスの現状と課題について』。
 
7〜8人のグループでの意見を出し合い、まとめ、模造紙を使ってのプレゼンテーションに仕上げていきます。
 
一枚のカードにアイデアを思いつくままにどんどんと書き出し、似たようなアイデアをひとつに集約することで課題を解決するKJ法。
 
まず7cm角の付箋を使って1枚にひとつのアイデアを書き、広い場所(今回は教室の大きなガラス窓を利用)にダーッと貼っていきます。
 
ひととおりアイデアが出つくしたら、それらの付箋を眺め共通項でグループ化していくのです。
 
アイデア出しの段階は割とスムーズでしたが、それらをグループ化するにあたりどのような切り口で纏めるかがなかなか難しい。
 
途中で先生が鋭いツッコミを入れにきてくれたりするうちに少しずつ方向性が見えてきてなんとかまとまっていきます。
 
午前中はとにかくプレインストーミング。1時間のお昼休憩を挟み模造紙にまとめあげ口頭発表の段取り。
 
最後は6つのグループが15分の持ち時間でそれぞれの発表を行い質疑応答です。
 
先生からのお題はひとつなのに、それぞれ全く異なる切り口での発表に仕上がっていて面白いなあと感じました。
 
どのグループも構成メンバーの職歴や性格などにより話し合いの雰囲気も違えば進め方も違うのですね。
 
作業をしながら『面白いなあ』と思ったのは、メンバー全員が何かしら自分に合った役回りを自然に演じるようになること。
 
意見をまとめるリーダー的な存在や、描くことが得意な人、発想がユニークな人、気が利いてささっと身軽に身体を動かす人などなど。
 
皆さん同じ目的を持って集まってきた人たちですから、置かれた状況は違っていてもなんとなく気持ちは通じちゃうんですよね。
 
 
 
先生のお話も広く深く、話しっぷりには図書館に対する熱い想いがあふれていて本当に刺激になることばかりでした。
 
受講生同士でレポート課題や終了試験についての情報交換ができたのも素晴らしい収穫です。
 
そして今回びっくりしのが、今回ご一緒した方の中にこのブログの存在をご存知の方がいたこと。
 
もう驚くやら恥ずかしいやら…。
 
 
同じグループになった方やお昼をご一緒した皆様、おかげ様でとっても有意義な3日間を過ごすことができました。
 
本当にありがとうございました〜!!
 
 
 

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