日曜日の午後、NHKFMで流れている『きらクラ!』
とっても気楽に楽しめるクラシック系の番組で、自宅にいるときや車に乗っているときは必ず聴いている大好きなラジオ番組です。
この中で『きらクラ!ドン』というコーナーがあります。
有名なクラシック曲の冒頭が一瞬だけ流れ、その曲名を当てるというクイズコーナー。
ほんの一瞬なので、音の数にしたらひとつかふたつですが、そのあとに続くメロディーがうまく頭の中で鳴り響けば正解にたどり着くことができます。
正解は翌週の番組中で発表され、リスナーからの回答を受付けているのでうまく正解した人の他にも『惜しい!!、それ似てるよね〜!』という回答もありとても楽しみに聴いています。
先週の出題はピアノの『ダーン!』というオクターブの響きひとつでした。
その冒頭の音に続いて私の頭に流れたのはショパンの幻想即興曲。
番組中に3回くらい同じ音が流れるので、迷っても再度確認できるという趣向になっています。
1回目のチャレンジで幻想即興曲を確信したはずなのに、2回めを聴いた後に『あれ?バラードにも同じような始まり方をする曲があったぞ…』と、有名なあの曲が頭の中を流れはじめました(以前にスケートの羽生結弦選手がショートプログラムに使った美しい曲なのでご存知の方も多いはず。)
両方の曲を自分のiTunesライブラリーで確認してみたものの、迷い出したらどちらもあり得そうに聞こえてしまいます。どうしても気になってしまい楽譜を確認してみることに。
こんなとき有り難いのが『ペトルッチ楽譜ライブラリー』。著作権が切れた楽譜を世界共通の財産としてまとめてあるサイトです。
音源も一緒にアップされていて、楽譜・音源とも膨大に収集・公開されているので何か音楽のことで調べたい時は大変便利。
楽譜をチェックしてみると、幻想即興曲冒頭はGisのオクターブで全音符が2小節分。
一方バラード第1番はCの2分音符。
拍子とテンポの組み合わせも、前者は2分の2でAllegro、後者は4分の4でLargo。音の長さだけで考えるとあまり差がないというのも絶妙な引っかけですね〜。
楽譜を見て確信。番組で流れたあの不安定な感じはGisで始まる幻想即興曲に違いありません。番組の司会を担当しているふかわりょうさんのコメントを楽しみしながら次の放送を待つこと一週間。
日曜日の本放送は何故か聞きのがしてしまったので、今朝の再放送を忘れずにチェックしましたよ。
結果は幻想即興曲で正解!でしたが、同じような迷い方をした方がかなりいらしたようですね。
あ〜、すっきり。
正解発表のあとに正解曲を最後まで流してくれるのですが、今回流れたのが私の大好きなペライアの演奏だったこともあり、今日は朝からご機嫌です♪