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みんなに愛される図書館ていいなあ…

amazonさんに閲覧履歴からおすすめされた本の中の1冊。

図書館に所蔵があったので借りて読んでみました。



『図書館概論』のレポートを書く前に読んでおけば参考になったなあ。でも『図書館サービス論』とか『図書館経営論』の参考図書にも役立つかもしれないので、内容について簡単に記録しておきます。

様々な事情を抱えた地域が意欲的な図書館サービスに取り組んでいる様子を客観的にレポートしています。財政・人材確保の難しさ・住民要求の多様化などに悩みながらも、コミュニティにとって必要とされる図書館のために奮闘する職員さんの様子など、興味深く読むことができました。

従来の枠にとらわれない試みを行っているいくつかの図書館が紹介されています。

その中には話題の武雄市図書館や伊万里市民図書館、千代田図書館、小布施町の『まちとしょテラソ』、離島である島根県海士町の中央図書館の他、個人やNPOが関わるマイクロライブラリーについても、筆者の図書館愛!!溢れる筆致で複数の側面から語られています。


そのなかで指定管理者制度導入についても触れられており、CCC(ツタヤ)よりずっと前から指定管理者として公立図書館の運営に携わっているTRC(図書館流通センター)から見た課題なども語られています。

自分たちの『図書館』をより良くするためには、市民もいろいろなことを良く勉強しなくてはいけないと痛感しました。『指定管理者制度導入』という言葉だけに闇雲に反応するのではなく、導入することによるメリット・デメリットをよく吟味すること、デメリットを減らしメリットを生かせるように運営するためには市民の理解や協力が必要なんですね。