カズオ・イシグロ【読書メモ】


 
2017年ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの作品。
 
 
臓器提供者として生まれてきたクローン人間として短い人生を生きる少年少女たちのお話。
 
全編を通してその中の1人の女性の独白。
 
とにかく淡々と抑制の効いた語り。
 
そのせいなのか、あり得ないはずの設定なのになぜかとても現実味があるのです。
 
そしてうっすらと気味悪い。
 
そんなに長い話ではないのに、読み終わるまでに随分時間がかかってしまいました。
 
勢いでダーッと読めない。
 
数ページ読んでは本を閉じ、数日放置してまた開き….という感じでした。
 
過去の出来事がただただ静かに語られるので、途中かなり飽きてしまうことも確かです。
 
それでも結末を読みたい一心で少しずつ読み進めました。
 
結局劇的な最後ではありません。
 
ひたすら静か。
 
なんとかたどり着いた最後の数ページに、この小説の素晴らしさが凝縮されていると感じました。
 
そしてその最後の場面を味わうために彼女の長い長い独白を読む必要があるのだなあと。
 
 
 
実は昨年のノーベル賞発表後に『日の名残り』を読みたかったのだけれど、図書館の予約待ち人数が凄いことになっていたために予約もせずに放置していました。
 
改めて覗いてみたら、大分落ち着いてきた模様。
 
さらに『ノーベル賞記念版』と銘打ったものが新たに購入され蔵書も増えていました。

 
 
こちらが予約殺到の文庫版

 
 
 
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