もう50年以上も前にクラシック音楽界が騒然となったという、そして今でも多くの人を魅了しているグールドのゴルドベルク変奏曲。
その伝説の録音の全テイクがCDとして発売されるというんですよ。
Sony Classicalの公式ページでは全てのトラックの試聴ができます。第1バリエーションだけでも13テイク!!。18テイクなんていうものあります。
プロデューサーとのやりとりや1981年版発売当時の販促用インタビューも収録されているとか。もちろん会話は英語ですが付録の解説書にテキスト掲載されているそうです。テキストはもちろん英・独・仏のみ。こういうものを欲しがるのって実は日本人が多いと思うので、是非日本語もつけて欲しいところ。
私としては、該当するテイクの演奏箇所を赤インクで示した全曲の楽譜が魅力的。
特にグールドファンというわけではないのですが、この歴史的な録音の全貌を収めたドキュメントとなると欲しくなっちゃうわ。それにポスターになっている若き日のグールド、すっごくイケメンですね。
2015年発売のリマスター版コンプリートセットの写真もカッコイイ!思わずジャケ買いしてしまいそうですよ。
それにしても1955年&1981年の新旧録音とともに2015年に発売された1955年版のリマスターも入っているとはなんだかワケが分からない状態ですが、このセットを欲しいと思うようなファンだったら当然どれも持っているよね。
今回発売の録音セショッションというのも2002年と2005年に部分的にCD化されているそうなので、それを買った人も多いはず。
その度に『ついに出た!これぞ完全版!!』みたいな派手な宣伝でファンのコレクション魂に火をつけるのってどうなのよ?とつい思ってしまいます。しかも『完全生産限定版』なんていったら『これでおしまいだよね、ね。』とついつい大枚はたいてしまいそう。
SONYのセットものはグラモフォンなんかとはひと味違い、写真の使い方とか上手だしデザインも洗練されているのよね。そういえば今回も録音時のポートレイトやスタジオ風景など未発表写真が多数掲載だそうです。
う〜ん、商売上手だなあ。
LPも入っているっていうことはボックスのサイズも大きいってことよね。USB販売があったら買っちゃうかな?
とりあえず、この解説書とポスターだけでも欲しいなあ…。