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ジェットストリームにちょっと浮気してみた

ここ数年、使うボールペンはZEBRAのサラサ0.4一筋な私。
ゲルインキボールペンのなめらかさと書き心地の柔らかさ、紙に書いたときのインクの染み込み具合が万年筆インクに似てファジーな感じが大好きです。


替芯を多種類揃える面倒もあって、持ち歩き用の多色ペンも家で使う黒・赤・ブルーの単色もすべてサラサの0.4に統一しています。

ところが、ずっと避けてきたはずの油性ボールペンなのに気になって仕方がないのが『JETSTREAM』。

試しに買ってみようかな〜と思うものの『浮気はしないもんね!』と避け続けてきましたが、先日下の子が『これ買って。』とスーパーの文房具売り場で持ってきたのが『JETSTREAM』

お友達に借りて使ってみたら、書き心地がとてもなめらかで気持ちよかったのだそう。

で、1本買ってみましたよ。
帰宅してから早速使ってみたら、確かにゲルインキも真っ青のなめらかさ。

ゲルインキ愛用者だったはずの上の子も『結構みんな使ってるよ。小さい字書く時にいいんだよね〜♪』と言うではないですか。

まあ、一本100円程度なんだからそんなに硬く考えずに買えばいいじゃん!と私も一本ASKULでお買い物のついでに購入してみたのがこちらの0.5。

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第一印象は持った感じが軽いこと!実際に重さを量ってみるとサラサとかわらないのに、軸が若干細いのと、長さも少し短いためか、サラサを使い慣れた手には随分と華奢に感じられます。

ノックの感触もサラサが『カチカチ』だとすると『カチャカチャ』という感じでおもちゃっぽい印象ですね。

でもカラーリングや曲線的なデザイン、この透明なスカイブルーと白の組み合わせが爽やかでなかなか素敵。

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さて肝心の書き味ですが、ウワサ通りツルツルッとなめらか。こちらの気持ちよりも先にペンが走っていってしまうような書き心地にちょっとビックリです。


サラサももちろん滑らかですが、微妙に紙との摩擦があるので一画一画落ち着いて書けるというか『書いている感』があるのに対して、ジェットストリームは『書いている』と意識しないのにペンから勝手に文字が流れ出てくるような感じです。


こちらの意思より先に勝手にペンが進んでしまう感覚に慣れなくて、しばらくは使わずに放っておいたのですが、スケジュール帳に小さな文字を書くのに何気なく使ってみた際に『お?お?お?なんだか書きやすいぞ』と思ったのでした。

どうしてかなあ…?


と思って試しに小さな小さな文字を書いてみました。

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この写真は、上段がジェットストリームの0.5、下段がサラサの0.4です。

ボール径の小さなサラサの方が太く見えます。

ゲルインキの滲みって今まで意識したことがありませんでした。
サラサで限りなく小さく書こうとすると、ペン先から出たインクが紙に染み込むまでのほんの一瞬のあいだに、書いた文字が潰れてきてちょっとドキドキしてしまうことに、ジェットストリームと書き比べてみてはじめて気がついたのでした。

考えてみれば、冒頭に書いたように万年筆インキのような書き心地が好きってことは、当然滲みもあるわけですよね。
『ボールペン』だと思って使っているせいか、滲みについてあまり考えたことがありませんでした。

一方なめらか油性インクのジェットストリームは、安心してうーんと小さな字が書けるんです。くっきりとシャープ。


無意識のうちに文字が書ける感覚は、考え事をしながら書く時も思考を邪魔しないような気がします。
何度となく書いているうちに、だんだんこの書き心地が魅力的に感じてきました。


サラサとジェットストリーム、だんだんとシチュエーションによって使い分けるようになりそうな予感。
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