<当サイトには広告リンクが含まれています>

当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しており、記事中に商品のPRや広告が含まれることがあります。また、サイト内に楽天市場・Amazon・GoogleAdsence等の広告バナーが表示されます。これらのリンクを経由して商品・サービスを購入されると、運営者LEEは提携企業から広告報酬を受け取ることがあります。

ベン・シャーン展を見てきました

茨城県近代美術館で開催中のベン・シャーン展を見てきました。
  
4月から開催されていたこの企画展、ずっと気にはなっていたのですが行く機会がなかなかありませんでした。
  
できれば子供たちも一緒に行きたかったのですが、どうも会期終了までに皆で一緒に行ける土日はなさそうなので、平日の今日オットと二人で行く事に。
  

真夏のような日差しと爽やかな空気のなか、千波湖のほとりにある近代美術館へ。
抱き合う二人の姿を描いたドローイング『夢にみちた多くの夜の回想』がレイアウトされた看板が強いインパクトをもって迎えてくれます。
  
会場に入ると壁にびっしりといってよいほど数多くの作品が展示されています。
そしてどの作品を見てもなぜか懐かしいような気になるのが不思議でした。
本の挿絵やポスターなどの作品も多いので、以前どこかで目にしたことがあるのかもしれませんが、オットは『なんか昭和のグラフィックデザインっぽい感じ』と表現していました。
  
これだけ数多くの作品のなかでも、やはり印象的なのは紙にインクで描かれたドローイングの作品群。あの独特のタッチの線にはなんともいえず惹かれるものがあります。
  
そして、何か哀しく訴えてくるものを感じさせる『目』。
大きく見開いた目の中の大きな瞳。


それからもうひとつ、第5福竜丸事件について描いた『ラッキードラゴンシリーズ』も展示されていましたが、この作品はアーサー ビナードの文とともに構成された絵本(といってよいのかしら?)になっており会場内で読めるようになっていました。
  
これは絵だけで見るよりもずっとずっと心に響いてきます。
amazonでも扱っているようですね。図書館にもあるようなので明日早速借りてこようと思います。
  

  
今回展示された作品は約300点とのこと。ドローイング・絵画・版画、全てをじっくり見ていたらすっかり疲れてしまい、最後の方の展示を見る頃には集中力がなくなってしまいました。
  
作品の説明や詩の内容などを読む根気が最後まで続かなかったので、家に帰ってからゆっくり復習しようと思いミュージアムショップで図録を買って帰りました。
  
でも実際の作品のサイズではないし、紙の質感やインクの滲み具合がわからない印刷物で見るのは印象が全く違うんですよね。当たり前なのだけど。
  
benshahn01

benshahn02

benshahn03

  

今回は惹かれる作品がたくさんあったにもかかわらず、全てをじっくりと見ることができず、初めて『2〜3回に分けて見に行けたらよかったな』と思ったのでした。

年間パスポート、やっぱり買おうかな…。。近代美術館・陶芸美術館・天心記念五浦美術館の3つの県立美術館全てで使えて3,090円なら決して高くはないものねえ。

  
**********************************************************************
以下、ベン・シャーンとは無関係。

  
常設展の方で新所蔵品として紹介されていた『フジイフランソワ』の作品がとっても気になりました。
これって日本画?摩訶不思議な世界。

平成14年(2002年)に水戸芸術館クリテリオムで個展開催していたようです。

フォローする