マレイ・ペライアの弾くフランス組曲、2013年に録音はすべて終わっているとご本人が語っているのにCDリリースの気配が全くありません。2013年のリサイタルで聴いて以来、全曲が入ったCDの発売を首を長くして待っているのですが…。
そんなわけで、フランス組曲を聴きたくなるとYoutubeで2013年リサイタルのLIVE録音を探して時々聴いています。4番しかないのですけれどね。
今日もYoutubeでペライアの動画ミックスを流していたら、なんとイスラエルのテレビ番組に出演しているものを発見。
イスラエルのピアニストArie Vardiが音楽家(ピアニストだけかも)にインタビューする番組のようです。
ペライアが出演しているものは3本だったのですが、その中の1本はバッハの演奏がテーマになっていました。会話は全て英語でよくわからないのですが、なんとか分かる単語を繋ぎ合わせながら理解した気分になっています。
バッハをピアノで弾くことについて、タッチ、アーティキュレーション、フレージングのことやハープシコードを使った演奏との違いについて、ピアノを実際に弾きながらの解説がとても興味深いです。
英語が得意な方に字幕を付けて欲しいわ〜。
番組の後半ではバッハのカンタータから『羊は安らかに草を食み』が演奏されています。若干の解説のあと、EgonPetriによるピアノ版がフルで流れるというゴージャスさ。多分CD音源はないはずなので貴重な動画です(CDの情報をご存知の方がいたら是非お知らせください)。
この曲は、以前水戸芸術館のパイプオルガンを聴きに行ったとき一緒に連れて行った下の子がいたく気に入り、オルガンによる演奏のCDを苦労して探し購入した思い出の曲。
以来、私も大好きな一曲なので、今回ペライアの演奏を発掘できて大変に得した気分です。
ちなみにこちらはPetri自身による演奏とあります。