このところ親子共にヨシタケシンスケさんが強烈なマイブーム。
絵本だけでなく、こんな本も図書館で発見したので早速借りてきました。
著者は『声に出して読みたい日本語』の齋藤孝先生。日本国憲法の中で特に大切な26の条文を選び、全文とともに紹介しています。
すべての漢字にふりがなが振ってあり、それぞれの条文に齋藤先生のわかりやすい解説がついています。
そして、それぞれにヨシタケシンスケさんのくすっと笑えるイラストが入っているのです。大マジメなのに笑いのツボが絵本と全く同じです。
それぞれの条文に使われている言葉は難しいのですが、齋藤先生の解説とヨシタケさんのイラストを眺めていると『日本国憲法』なんて大げさなものとは思えなくなってきてしまいます。
こどもにとっては『なぜ、あたりまえのことをこんなに難しい言葉で長々とかいてあるのだろう』と不思議かもしれませんね。
その『あたりまえ』であることについてもきちんと解説がなされていて、『あたりまえ』のことがどれだけ繊細で壊れやすく、国民全員でで守る努力をしていかねばならないものかが良くわかります。
私が高校生の頃だったか、やはり読みやすさと親しみやすさをウリにした『日本国憲法』の本が大ヒットしました。書店で平積みになっていたものを私も買った記憶があります。
その本は全く堅苦しくないということで画期的なものでしたが、この本もまた画期的。小中学生にぜひ読んでもらいたいです。