数百円で買える万年筆を何本か持っています。
プラチナ万年筆の『プレピー』
同じくプラチナ万年筆『デスクペン』
それぞれに買った当時の思い出や好きなところがあるのですが、全てを同じような頻度で使うことができません。というか万年筆の特性で仕方ないのですが、しばらく使っていないとインクが出なくなってしまうから…。
上記の4本の中でデザインや持ちやすさで一番気に入っているのは『カクノ』。子供用に開発されたということで、親しみの持てるキュートな色と形。太めで六角形のボディは握りやすくて机に置いた時に転がらないのも嬉しい。
でもねえ、ちょっと使わないとすぐにペン先が乾いてしまうのが最大のネック。ペン立てに逆さまに立てておくのですが、ふと思い立って使おうとした時に『カスッ』となるストレスでますます使わなくなるという悪循環です。その度に水につけて洗って復活させてあげるのですが、やはり毎日使わないとダメよね。窒息防止の穴がキャップに施してあるという子ども向けの気遣いが仇となっているのかも。
一方でデザイン的にはイマイチな『プレピー』は半年や1年放っておいても全く問題なし。プラチナ万年筆の『センチュリー』シリーズと『プレピー』『プレジール』のキャップに施されている『スリップシール機構』という仕組みのおかげのようです。
透明な『プレピー』のキャップを見ると分かるのですが、キャップの先端にバネの付いた小さな部品が組み込まれていて、これがペン先の乾燥を防いでいるのだそうです。
たかだか200円のおもちゃのような筆記具がこれほど快適に使えるなんて、本当に素晴らしい。万年筆はボールペンに比べてサラサラと流れるような書き心地が気持ちよくて、私はお勉強のノートまとめにはこのプレピーを愛用しています(もちろんカクノも使いたいのですけどね….)。
この『おもちゃっぽい』ところが実は結構気に入っているんです。ボディのカラーも7色あるので、インクの色によって使い分ければ女子中・高生のような色ペン展開もOK。
私は、ブルーブラックのボディ+インクと組み合わせの他に、赤いボディに赤インクを入れたのも使っています。赤なんてそう頻繁には使いませんが、使いたい時にきちんとインクが出てきてくれる安心感。あとはデザインがもう少しなんとかなるともっと嬉しいのだけどね。
最近リニューアルされてちょっとだけデザインが改良されたものは300円に値上がりしてますね。ラインナップに旧タイプ200円のものもあるけれど、いずれなくなっちゃうのかなあ….。