北海道銘菓と三浦綾子さんについて調べるのに思いのほか苦労した話

北海道のお菓子で『三方六』というバームクーヘンがあります。
 
厚み20cmほどのバームクーヘンに、白樺の木肌を思わせるようにホワイトチョコとミルクチョコがかかっていて、それを縦6等分にカットした姿が丁度薪の形になっています。見た目は包装からしてとても地味なのですがしっとりとしていて美味しいんです。
 
この薪の形がさらに10切れにカットされているので、わざわざ包丁を出してこなくても手軽に食べられるのも嬉しいポイント。
 
添付のリーフレットによれば『三方六(さんぽうろく)』というのは薪の寸法を表していて、小口の三方がそれぞれ六寸という意味なのだそうです。六寸といえば18cmほど。我家の小さな薪ストーブ用の薪と比べるとかなり大きい感じがしますが、北海道開拓時代に冬の燃料とした薪ですから、当然このくらいのサイズでないと役に立たなかったでしょうね。また白樺の幹を薪用に割るとちょうどこのサイズになるというのもあるかもしれません。
 
実際のお菓子のサイズは各辺5cm程度ですけどね。本当に三方が六寸もあったら嬉しいのになあ〜!

 
 
 
このお菓子を知ったのは、北海道の知り合いの方が送って下さる詰め合わせに入っていたのがきっかけ。『柳月』という帯広のお店で工場は音更町にあるようです。音更町といえばいかにも『北海道〜!!』という広大な景色が広がる道東の町。
 
全国的に超有名な『六花亭』も帯広生まれですが、帯広には美味しいお菓子屋さんが数えきれないほどあるようですね。北海道在住の方にいただくお菓子は帯広に限らずどれもこれも本当に美味しいんですよね。本州にいると耳にしたこともないような小規模のお店のお菓子もいただきますがどこもレベルが高くて驚きます。
 
 
ところでこの『三方六』に添付されたリーフレットには、作家の三浦綾子さんがこのお菓子について触れた随筆の抜粋が掲載されていて、旦那様の三浦光世氏が激賞して止まないお菓子であると書かれているのです。
 
sanporoku
 
この随筆の出典は『北の話67話「十勝野と帯広」』となっているので、全文を読んでみたいなあと思い立ち探してみることにしました。
 
著者:三浦綾子  タイトル:十勝野と帯広
 
で検索しても地元の図書館では出てこない。Amazonも出てこない。
国立国会図書館の検索でも出てこない。….となると私のキーワードが悪いとしか考えられません。
 
次は
著者:三浦綾子  タイトル:北の話
でもダメ。
 
著者:三浦綾子  
のみでも見つからない….。困ったなあと思いながら
 
タイトル:北の話
 
だけで検索してみると
「北の話」選集 津田遥子 編 北海道新聞社
 
というのがヒットしました。この本は、1997年に廃刊となった『北の話:北海道を旅する手帖』という雑誌から75話を厳選したエッセイ集とあります。資料詳細情報ページの横っちょには、所蔵している公共図書館の名前がずらりと並んでいます。
 
その中に地元の県立図書館の名前があったのでクリックすると、ドンピシャリで資料情報があらわれ75選の中に『67話:十勝野と帯広』のタイトルが見つかりました。やった!
 
 
著者である三浦綾子さんの名前にこだわりすぎたために、検索に引っかからなかったのですね。なるほどと思いながらもちょっと悔しい。
 
そしたらAmazonにも中古ですがちゃんと出ていました。


こちらのAmazonの商品写真は別ものと思われます。カスタマーセンターを通して出品している書店に問い合わせたら、この写真とは違うけれどもISBNコードや出版年等は間違いなく『北の話』選集とのこと。
紀伊国屋書店のWEBサイトで表紙画像を見ることができます。)
 
ポチッとしてしまうか、何かの折に県立図書館まで出向くかちょっと悩み中です。
 
 
 

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