子どもの小学校時代、一緒に読み聞かせの会で活動していた方が掘りたてのタケノコを持ってきて下さいました。
夕方に電話が鳴り、久しぶりの名前がディスプレイに表示されたので不思議に思いながら出ると『もしもし〜、タケノコもらってもらえませんか〜?』との声。
なんでも前日に親戚からどっさりやってきたタケノコの下処理終えたと思ったら、別の知り合いから声がかかったそう。
『食べきれないとは思ったんだけど、せっかくだから〜』と竹林まで行ってきたそうです。目の前で掘ってもらったものを車に積み込み、その足で届けてくれたのでした。
根元の直径が15cmくらいの柔らかそう〜なものを数本、その倍以上の立派なもの、さらには下茹での必需品米ヌカまで一緒にいただきましたよ。
『タケノコは鍋を持って掘りに行け』というくらい、掘ったらすぐ茹でるのが鉄則ですから私も慌てて大鍋を用意。
大鍋といってもたいした大きさではないのでそのまま茹でるのはちょっと無理。仕方がないので外側の皮はあらかじめほとんど剥いてしまい、サイズの大きなものは縦半分に切ってから鍋に入れることにします。
小ぶりなものは外側の皮だけざっと剥いてなんとか鍋に押し込んだら上から糠をたっぷり振りかけ、タケノコが浮かないようお皿を重しがわりにのせて水から火にかけます。
2時間ほど火にかけ続けてから火を止め翌朝までそのまま自然冷却。
朝になってから余分な皮を取り除いて綺麗に水洗いすると、そのまま食べても美味しいくらいの素晴らしい出来です。
掘ってから茹で始めるまで1時間足らずというのが功を奏しているのか、独特のピリッとするえぐさも全く感じられずとっても柔らか。
早速、だしと醤油に少しだけ砂糖を加えて煮物にしてみました。柔らかいせいか15分ほど弱火にかけただけなのに、冷ましておく間にしっかりと味が沁みてびっくりです。
その日は、たまたま母と叔母に会う予定があったのでジップロックに詰めてお裾分けしてきましたよ。
上の子が『タケノコご飯が食べたい』と言いながら出かけて行ったので、夕飯は人参・椎茸・鶏肉を合わせた混ぜご飯にしようかな♪。
季節のものを美味しくいただけるのは本当に幸せです〜!!