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教育にこんなにお金がかかるってどうなのよ【怒】

NHKの特報首都圏という番組があります。金曜日の夕方7時30分から30分の枠。丁度『クローズアップ現代』の首都圏地域版のような位置づけでしょうか。

  
先日は「学び続けたい~夜間学校 15歳の春~」というテーマでした。元小学校教諭が30年間無償で続けている川口市の夜間中学校。
  
通って来る生徒は、学校の勉強について行けないとか、不登校のために形だけ中学卒業はしたものの高校を中退し基礎学力が足りないので学び直したいなど様々な事情を抱えています。
  

そのような中で最近目立つのが、経済的な理由で高校への進学をあきらめる生徒の急増だそうです。番組では年金生活の父と二人暮らしの少年のケースが紹介されていました。工業高校へ進学して、電気工としてきちんとお金を稼げるようになりたいと受験勉強に励んでいますが、父親は持病のために働けず息子の進学をあきらめています。

  
夜間中学を運営している教諭が公的援助のことや実際にかかる費用などを丁寧に調べ、少年の父親と話し合いを重ねます。結果的には少年は希望通りの高校へ進学することができたのですが、やはり経済的な不安が大きいのは想像に難くありません。

  
入学に際して最初のハードルは一度に必要となる約10万円の費用。この少年の場合、制服は中学校の詰め襟をボタン交換だけで続けて使うということでしたが、学校独自の制服を採用している場合は公立校といっても夏用と冬用合わせて10万円は下りませんよ。

修学旅行にしたって、毎月1万円もの積立代金を旅行会社に直接引き落とされるんですからね。2〜3泊の旅行に20万近く払って何を学んで来るのでしょう。しかも我が子曰く『ホテルも食事も個人旅行では考えられないようなガッカリなレベル』だそうですよ。事前学習もなく、沖縄での戦争について学ぶ時間は日程のうちのごくごく一部。結局はほとんどが観光旅行だなんてお金を出している側にしてみたら本当に悲しくなってきます。

現在の日本において高校での教育をうけることは最早不可欠だと思うのですが、お金かかり過ぎですよ。確かに入学金と授業料、教科書だけなら納得して払える金額ですが、その他入学が決まってから提示される諸経費がバカにならない。



無償なはずの公立小中学校でさえ入学時にはまとまった費用がかかります。

制服や指定の体操服、通学用・教室用・体育館用の指定靴。その他に絵の具セットやリコーダー、粘土、クレヨンなどなど。中学校なら部活用の道具も必要になってきます。

我家の経験では小学校なら10万円、中学校なら通学用自転車の購入も含め20万円の心づもりが必要。

お下がりを上手に利用したり、高価な道具を必要としない部活動であればここまではかかりませんが、入学後も毎月、給食費・学級費・修学旅行積立金・各種教材費などの合算で1万円程が自動的に引き落とされていきます。

年間約30,000円の教材費に含まれるのは、教科ごとのドリルやワークブック、副読本、家庭科や美術の実習(材料)費などです。いわゆる授業料と教科書は無償ですが、日々の学習のために有料教材が必要であり有無を言わさず保護者が負担しているわけです。

公立でこれですからね。

昔の学校を基準に考えている議員さんや子どもを持たない方にとっては、子育てにお金がかかるのは塾やお稽古事、私立校に通わせるからでしょう?っていう認識かもしれません。

子育て支援策として塾のバウチャー発行も結構ですが、その前にせめて公立校くらい学校に納める費用やら指定用品の費用負担を減らして欲しいです。


自治体の就学援助要件はかなり厳しいので、我家のように所得は少ないけど援助申請出来るほどではないという家庭の負担感は本当に大きいです。


我家もあと10年は教育費にキュウキュウとしていかねばなりません。国立大でも年間授業料が私立並みに引き上げられているし、かといって私立に二人通わせるほどのスネはない。奨学金という名の教育ローンを本人に背負わせるのも避けたいのが親心。

貧乏人は高等教育をあきらめなくてはならない時代なのかと言いたくなってしまいます….。



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