『図書館文化史』のレポートがほぼ書き上がりました。
あとはプリントアウトしたものを一晩寝かせてから誤字脱字などをチェックし、週末までには提出するつもり。
この科目が最後のレポートかと思うと感慨もひとしおです。
今年度中に全課程を終了するためには、このレポートを11/22必着で提出し2月の試験を受けなくてはならないのでかなり焦りながら取り組みました。
ぎりぎりの綱渡りをするつもりなら、1/11提出で3月に科目終了試験を受ければ間に合うのですが、もしレポートか試験のどちらかひとつでも不合格だったら今年度中に終わらせることはできませんからこのスケジュールは絶対守らねばならないのです。
この科目にとりかかったのは9月のこと。
いままでやってきた他の科目と同様、教科書を読んで自分なりにノートに殴り書きでまとめていく方法で進めていたのですが、10月が意外にも忙しくなかなか進められず、だいたいのところで見切りをつけたのが11月の初旬。
設題を見た限りでは他の科目に比べて書きやすそうなテーマに感じてもう少し楽に書けるつもりでいたのに、いざ書き始めると調べたいことが次々と出てきてなかなかうまくまとまりません。
『歴史』に関することですから、年代や人名、出来事との関係はきちんと調べて正確に書きたい。
ところが本によって時代表現の仕方が様々。何冊もの本をあれこれ読んだ上で自分なりにまとめて文章にするというのが思ったよりハードでした。
参考になりそうな資料をネットで検索し、近所の図書館ですぐに受取れそうなものをピックアップし予約をかけます。
借りてきた本も広く浅いものから狭く深いものまであって読むだけでもかなり時間がかかるのよ。
ネットさまよっているうちに大学や自治体の紀要に思いがけない資料を見つけて読みふけっちゃったり、ふと指定教科書や「図書館学基礎資料」を開くと、意外にも簡潔な説明があったりと、とにかくあっち行ったりこっち行ったりしながらの作業。
もうひとつ他の科目と大きく違うのは、歴史を追体験しながら書くせいなのか心身ともにとっても疲れるということ。
『紙以前の記録メディア』というテーマで書いている最中は、紀元前4000年から中世までの中国・オリエント・ナイル川流域を旅したような気分だったし、戦後の公共図書館の発展に関する資料を読んでいると、当時の図書館界や市民運動の熱にあてられてしまったようで、全部を書き上げた今は本当にぐったり〜。
ぐったりしちゃった理由はもうひとつあって、この科目の担当が夏にスクーリングを受けた『図書館サービス特論』と同じ先生だったことで今までになく気合いが入っていたから。
図書館の意義や現状について熱く語ってくれた先生の顔を思い浮かべ質疑応答のような気持ちで取り組んでいたら、書きたいことは次々と湧いてくるし、先生から入るであろう指摘を想像して書き直してみたりの繰り返しで、1600字に纏めるのが本当に大変でした。
総仕上げの科目である『図書館サービス特論』よりもあとになってしまったのは単なる偶然ですが、先生の言葉を思い出しながら図書館や書物に関する歴史を紐解き、自分なりの図書館像をまとめることができたことを考えると、最後に取り組んだのが『図書館文化史』でよかったと感じています。
このレポートが通るかどうかもわかりませんし、科目終了試験が2科目残っているのでまだまだ気は抜けませんが、とにかく私にとってとても重荷だったレポートを全科目書き終え、今は心からホッとしているところです。