正義と優しさ

先日、『#choosekind』というタイトルの記事を書きました。

映画の話題にこれってなんだか意味不明??と思った方もいらしたかも….。

このハッシュタグ、映画のエンドロールの最後の最後に小さく小さく出てきたもの。

主人公オーギーの担任ブラウン先生が、新学期の初日に黒板に書いた格言

“When given the choice between being right or being kind, choose kind.-Dr. Wayne W. Dyer”

の中のchoosekindですね。

正義か優しさ選ばねばならない時、優しさを選べ…とでもいう意味でしょうか。


『優しさ』は『親切』を当てるのかもしれませんが、『親切』というと何か目に見える行動に限定されるような気がするので、私は『優しさ』という言葉を選びたい。

この物語の中のシャーロットという女の子のkindがまさにそんな感じです。



大勢の人が小さな『kind』の気持ちを持てば、こんなにギスギスとした社会にはならないのにね…と思う事が本当に多いです。

この本が出た後、登場人物のひとりジュリアンに対して『冷静になれ、ジュリアンになるな』というスローガンがネット上に登場したそうです。

ジュリアンは仲間を巻込んでオーギーを孤立させるいじめっ子ですから、確かに正義で判断すれば許しがたい存在。

でもね、そこで正義を振りかざしてジュリアンを追いつめることは『優しい』ことではないと思うのです。

もちろん彼の行動自体は許しがたい事で、物語の中でも校長先生から厳しい罰を与えられます。

ただ、ジュリアンをそのような行動に至らせるには何か事情があるはず、という視線を忘れずにいたい。

そうでなければ立場が逆転しただけの新しいいじめでしかないもの。

作者のパラシオさんもそのことに心を痛め、スピンオフ『もうひとつのワンダー』を書くきっかけになったそうです。






#choosekind

いい言葉だなあと思ったので、記事のタイトルにしてみたのでした。