下の子が【今月の展示】本を探しながらが『う〜ん9月かあ、夏は終わったけど秋って程でもないし、ハロウインには早いよね…』と本棚の前でブツブツ….。
9月で思い浮かぶのは
新学期
宿題提出
体育祭
暑いけどちょっと爽やか
などと並べている中で『そういえば9月1日は1年を通して学生の自殺が飛び抜けて多いらしい』という話になりました。
下の子のまわりでは、夏休み明けの学校に行けなくなってしまうケースはあまりないらしくどうもピンとこないみたいです。
ちょうど新聞サイトに掲載されていたデータを見せながら、世の中ではそれが大きな問題になっていて『死ぬことだけは思いとどまって!』というメッセージを、大人達がいろいろな手段で伝えている話をしました。
そんなやりとりをしながら手にとったのはこれ↓。
twitterで話題になった漫画(4コマ漫画)を単行本化したもので、何年か前に上の子に頼まれて買ったものですが、下の子も『コレ、好きなんだよね』と。
中高生女子の感性に響くものがあるのでしょうね
新学期に向けてお薦めされていたのは3編の恋愛物語のうち最後の1編。タイトルにもなっている『殺さない彼と死なない彼女』。
ちょっとニヒルでぶっきらぼうなな男の子といつも『死にたい死にたい』と口にしている彼女の高校生カップルの日常を描いています。。
彼が『バカだな、死ねよ』と言ってみたり、彼女が『ちょっっと席外すね』とトイレかどこかで気軽にリストカットしてみたりと、『死』という言葉をすっごく軽く使っているふたり。
ある日彼が通り魔に刺されて本当に死んでしまうの。
死ぬってこういうことなんだ…と現実に向き合う場面がかなり切ないです。
右に並んでいるグレーのものは2008年に水戸芸術館で開催されたジュリアン・オピー展の図録。
なせコレを並べたのかは意図不明。