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生涯学習概論 (8) ー司書課程受講物語 (20)ー

昨日に続いて、今日は生涯学習概論レポートの第2課題です。

yoisholego

【第2課題】 生涯にわたり生き生きと「学び」・「地域活動」を続けるために

はじめに
 学びのモチベーションと地域活動の関係について考察する。さらに、生涯わたりその関係性を生かし続けるための方策を世代(ライフステージ)別に整理した。

本文
 自らの意思で自ら手段を選択して「学ぶ」ためには強いモチベーションまたはきっかけが必要である。学校教育終了後の学びとしては、職場での研修や語学習得など職業上必要に迫られての学習機会が多い一方で、純粋な興味や地域活動のために自発的に学ぶことはなかなか難しい。特に自由時間の少ない世代が自ら学び地域活動につなげるためにはどのような機会が必要だろうか。
(1)自発的な参加による課題発見 
 ひとつには、人々が「地域活動」「学習」をことさら意識せずに参加できる様々な場が地域に用意されていることである。共通の趣味や興味を持つ小さな集団での活動は、身の丈に合った多くの課題に気づかされる。自ら発見した課題に対する解決への欲求は生き生きとした学びを生み出す。また学びの成果を身近な地域で生かすことは活動をより良く継続・発展させるであろう。大都市のように、地域のつながりが希薄で個人のライフスタイルを大切にする傾向の強い地域では、個人的な課題に対する学習欲・知識欲の充足が周囲への積極的な働きかけを生み、新たな地域活動につながると考える。
(2)強制的な参加からの課題発見
 ふたつめには(1)と相反するが、強制的なコミュニティ活動参加の状況を作り出すことである。例としては町内会活動への協力やPTA活動が挙げられる。これは、地方都市のように地域コミュニティの形がある程度しっかりとしており、自らの意思よりも周囲の意思で地域活動に参加する機会の多い地域で有効である。きっかけは半強制的であっても、PTAや地域の役割を担うことで教育や環境の問題・防犯・高齢者福祉など身近な問題を発見する。問題意識を持つことが地域の歴史・行政について学習する機会につながり、世代を超えた健全なコミュニティ作りへの意識が高まると考えられる。自分自身や子の人生に直結する問題に対しての積極的な学びの成果は、地域グループでの子育て支援活動や防犯活動、また高齢者支援など地域内で発揮されると考えられる。
 (1)、(2)いずれのケースについても人々の参加意欲を喚起するために、世代やライフステージに合わせ次のような広報活動・働きかけが必要と考える。
 1. 幼少期〜10代前半:体験活動の中で、先生や親以外の地域の大人から評価される機会を作る。(地域の中の自分を意識する)
 2. 10代後半〜20代前半:地域の人々から「頼りにされる」経験をする機会作り。(若い世代の強い自意識を利用して地域コミュニティへの繋がりを形成)
 3. 20代後半〜子育て世代:社会の負担が最も肩にかかる世代である。この世代が気軽に参加でき、地域とともに自他の課題解決に取り組める場の提供が、創年期の地域参加意欲を育むと考える。
 4. 壮年(創年)世代〜:この世代の旺盛な地域貢献意欲を活用するために、情報の集約・提供が必要。多様な人材が活躍の場を得られるよう、地域内でのコーディネートの仕組みづくりや広報が重要と考える。

おわりに
 生涯わたり生き生きと学び、地域活動を続ける方策を考える中で、経済的・精神的余裕、周囲の協力・精神的報酬が不可欠と感じた。これは、具体的な形として把握しにくいものの、基本的かつ大きな課題であると考える。

以上


【講評】評価:S
 人々が生き生きと「学び」「地域活動」に参加できる方策について、学びのモチベーションと地域活動の関係について丁寧に記載されています。
 今後羽、生涯学習の支援者として、誰がどう学習提供していけばよいでしょうか。そのためには、学ぶ主体者の学習ニーズを把握することが大切です。ライフコースの視点でみた場合、年齢・男女別に乳児期・幼児期・児童期・青年期・壮年期・高齢期等の発達段階に分類して考えることができます。また、細かく言えば、仕事や結婚、子育て、介護、障害等の有無によって、各々が求める学習ニーズは異なります。そうした段階を一つ一つ分類し、必要な学習ニーズを把握していきながら、意味ある「生涯学習の連帯」につながると思われます。
 今後のご活躍を期待しております。
 

(講評に興味のある方は、【講評】の下の数行をマウスでドラッグしてハイライトさせて下さい。)

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