今日は4年生によみきかせ
『石のスープ』と同じお話です。『石のスープ』はポルトガルの民話ということですが、このお話もお腹をすかした旅人が村人の協力を上手に引き出して、最後にはみんなで美味しいスープを食べるというもの。
主人公のフィニギンは大食いのガイコツ。食べ物を隠してしまう町の住人はモンスターや魔女というのがまず子供の興味をひくようです。スープの材料も目玉の瓶詰やらカエルの足やらコウモリのつばさなど、ページをめくるたびに楽しそうな笑い声が上がります。文字で書くとちょっとグロテスクですが、絵がポップなのでとても楽しく読むことができます。
見た目はおちゃらけた雰囲気の絵本ですが、示唆にとんだ内容ですから低学年から高学年まで幅広く読めると思います。