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『表現の不自由』について考える場を奪われてしまった。

あいちトリエンナーレでの『表現の不自由展』が中止になった件。

再びこういうことが起こる国になってしまったのか日本は…と愕然としています。

この件について自分の想いを書こうと思っていたのですが、考えをゆっくり言葉にする余裕がなく日が過ぎております。

政治家達の『検閲』に限りなく近いことばや態度。

少なくとも一部分の過激な人達の圧力からこの展示を守る姿勢がない時点で同じことだと思っています。

アーティスト達はどんなに悔しい思いをしていることでしょう。

京アニの事件があった直後ですから、ガソリン放火を連想させる脅迫に敏感になるのも無理からぬこと。

スタッフの安全も脅かされ事務局が対応に疲弊し切ってしまい、来場者を危険に巻込むような脅迫を無視できないということで苦渋の判断だったと思います。



この件について、茂木健一郎さんの発言に激しく共感。

連続ツイートブログで素晴らしい内容を連日投稿されているので、まとめておきます。


【あいちトリエンナーレの『表現の不自由展』の『少女像』を見て、あれこれと感じ、考えればいい】2019/8/2

【文脈だけで作品を決めていいのならば、美術展をやる意味はない】2019/8/3

【日本が尊敬され敬愛される国であるためにも、少女像の展示は続けた方がよかった】2019/8/4

【アートの批評性は、長い時間をかけて熟成しないとわからない】2019/8/6

【統計と同化圧力で形成される多数派はまどろんでいればいい】2019/8/7




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コメント

  1. 高橋二葉 より:

    LEEちゃんそちらは暑いでしょうね~こちらもまあまあ暑いですが、今年は梅雨が長かったせいか、昨年ほどではなく夏も早くに終わってしまいそうです。
    それはそれでなんだかちょっぴり悲しいわ~

    「表現の不自由」の件私もいろいろ考えてしまいました。
    たしかに議論の場が失われてしまったのは非常に残念に思いますが、反対意見や圧力などは普通に考えても想定内だったと思うし、すごく慎重になる内容なだけに、この議論自体を事前にやるべきだったんではないかと思うのです。
    そこがとても残念です。

    • LEE より:

      ふたばちゃん、おはよう!

      ものずきんのほうで体調悪かったと読んだけれど大丈夫?
      もうねーこの暑さだから無理は禁物よ。

      今回の展示は自治体への詳細開示が直前だったらしいね。
      たしかに事前にもっと議論をしておけばここまでの騒ぎにはならなかったかもね。
      ただ、反対意見・圧力をおそれて少女像は展示しなかったんじゃないかな。
      あからさまな圧力がなかったとしても忖度せざるを得なかったり。
      だからこそディレクターは事前の議論を避けたのかも?なんて思っています。

      こうして騒ぎになっていなかったら、私もこんな展示会があることさえ知らなかったもの。
      そういう意味では、たとえ展示が中止になっても、というか中止になったからこそ『表現の不自由』について多くの人が考えるきっかけになったね。

      図書館も『表現の自由』とか『知る権利』にとても敏感な施設だから、今回の件は随分とショッキングだったよ。

      そしてさらに心配なのは、今回の件に関心を持っているのがある年齢層以上の人ばかりなこと。
      自分の子供たちくらいの若者がもっともっと真剣に考えなくちゃいけない問題だと思うんだけどねえ。

  2. 高橋二葉 より:

    今回のことで表現というと、なぜかこうや君の作品について今までのこと色々思い出してしまいました。
    うちは彼の作品を広めるためにまずはフリーマーケットから始めたわけで、それは結局中古の何百円の物が横にあり、人々はどちらの価値を選ぶのか?という点では、とても分かりやすかった。
    彼はもともと自信のない人で、ほとんど私が接客をしていたから、本当にいろいろな人に会えました。
    かなり高評価の人も多くフアンも増えていったと思うけど、かなりひどい態度の人も結構いました。
    子どもの前で聞こえよがしに「これはゴミだ、おまえでも作れる」と言ったり、「たくさん売れたかい?」とニコニコして言うものだから「そうですね、でもこういったものは価値観もあるから・・」っていうとわざわざ戻ってきて「こんなものに価値観などあるものか!」となぜか真剣に怒っているんです。
    恐らく、表現方法や素材にしている廃材自体もその人の中では気にいらない、その人にしかわからない感情があったのかもしれないし、それはその男性の境遇や歴史があるのかもしれない。
    彼の作品の良さを全ての人に分かってもらいたいとは思わないけど、そういったとらえ方もあるのだと思わされました。

    今回の問題は、やめるやめないという問題に限れば、別にそのままやればいいのにとは思いますが、それよりも感じることは、その旗揚げをした津田さんというディレクターの方が、慰安婦の問題を伝えたいのか?タブーへの挑戦なのか?思いや深い考えが伝わってこないというのが正直なところ。だから今の若い人はめちゃくちゃな子もたくさんいるけれど、情報が多い分、昔よりしっかりと見極める力も持っていると思うので、本当に心に響く思いがあれば若者にも伝わると思っているので、興味を示すと思っています。
    今回のことは、デリケートな歴史的な問題と表現の自由なるものを結び付けたのに、そのまま開こうという考えがどうかな?と思うし開いていたとしても、結局は人々の心をつかむことができたのかな?と疑問に思います。

    • LEE より:

      ふたばちゃん、おはよう!

      返信を書いていたら長くなっちゃったので、今日の投稿にしちゃいました。

      アートへの好き嫌いなんて個人の内心の自由そのもの。
      音楽だって文学だって、善し悪しについてあれこれ文句言われる筋合いはない!!と思う。
      だからこそ、今回の騒動へのモヤモヤとした気持ちが収まらないんだよね。

      みんなで自由に考えたり意見を言ったりするためのツールを取り上げられちゃったような感じとでもいうのか…。