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ピンときた本、こなかった本 【読書メモ】


池上彰さんと佐藤優さんの対談本。図書館で予約してから1年以上待ちました。

買う程でもないけど読んでみたいというだけだったので、長いこと待たされても気になりませんでしたが、読んでから『買っても良かったかも…』とちょっと思いました。

おふたりが読んでいる新聞・雑誌・webサイトの紹介と、それぞれのメディアとどのようにつき合っているかをお互いに紹介し合うような雰囲気。


メディア名がただ並べられているだけではなくて、どのようなスタンスでそれらとつき合うべきかということを分かりやすく教えてくれる指南本となっています。

『自分たちは情報分析してテレビや本、講義で皆さんにお話するのが仕事ですからここまでしますけれど、一般の人はここまでする必要はないよ』という言葉が随所に挟まれています。

一般市民である私達には参考にならないかというとそんな事はなくて、『こういうことを心がけてチョイスするのがオススメ』みたいな部分がたくさん書かれています。

本文中の大事な部分にはハイライト表示があるので読みやすく、各章の最後には要点が一言でまとめてあるんです。

さらにその要点が『70+7の極意』として巻末にリストアップされているという親切さ。

もちろん本の中で出てきた新聞・雑誌やwebサイトのURLも全てリストアップされているので、お二人のノウハウに触れながら自分のレベルで利用できそうなのが有り難いです。

情報とつき合うための参考書として、学生さんには是非読んで欲しいわ。





素敵なタイトルと装幀に惹かれて読んでみましたが、中身はなんかピンときませんでした。

『月刊みすず』に3年間連載された記事をまとめたものだそうです。

出版界で60年以上生きてきた著者が第一線を退いた後、街の図書館を利用するようになったとのこと。

国会図書館ばかり利用してきた著者が街の図書館を利用する中で感じたことを綴っていらっしゃるのですが、どれもこれもちょっとした印象や感想をぱっと書き付けただけという中途半端な感じ。

幼い頃の本屋事情や、編集者として活躍されていた頃の出版事情など、多様な話題が提供される点は興味深かったのですが、それぞれの話題の落としどころがよくわからず、『結局何が言いたいの!?』とイライラする気持ちを抑えながらやっとの思いで読み終わりました。。