NHKの新年度予算案承認についての記事。
NHKの新年度予算案が22日、衆院総務委員会で与党などの賛成多数で承認された。しかし民主、共産、維新、社民が相次ぐ不祥事とその対応などを問題視して反対し、全会一致にはならなかった。受信料で支えられるNHKの予算は党派を超えて全会一致で承認されるのが通例だが、籾井勝人会長が就任した2014年から3年連続で全会一致が崩れた。これは1988~90年以来だ。一方、一連の不祥事に対する信頼回復とコンプライアンスの徹底などを求める付帯決議案は全会一致で承認された。
NHKの浜田健一郎・経営委員長は同日、報道陣に対し、「受信料で成り立つNHKとしては大変残念なこと。執行部には参院も含めて最後まで努力していただきたい」と語った。
記事にはさらに、2014年籾井会長就任後のNHKについての解説が続きます。
会長の数々の問題発言、籾井体制についてNHK内部でも批判が高まっていることなど触れた長くはない記事です。
普段ならNHKの予算案審議の話題なんてちっとも気に留めていないんですけど、ちょうど先日こんな本を読んだばかりでしたので、アンテナにピピッとひっかかったのでした。
NHK元経営委員の方が書いた本で、著者はコーポレートガバナンスを専門とする大学の先生です。
NHKの運営のしくみ、会長・理事・経営委員会というものの役目などの解説にもなっていますし、その中でどうして籾井さんが任命されびっくりポンな振る舞いを続けていられるのか、ということが分かり易く書かれていて面白く読みました。
ただ、その批判ぶりがちょっと感情的すぎるのと推測で書かれたところも多かったので、途中で辟易してきて最後の方は流し読みで読了。
『反知性主義』ということばを最近よく聞きますが、このNHK批判本のタイトルにするような言葉なんでしょうかね。随分と煽ったタイトルで『知性』的な印象を受けないと思うのですが…。