こんなお弁当本を待っていたのよ!

4月になったらお弁当の日々が始まります。
 
毎朝お弁当を作るなんて上の子が高校生の時以来。
 
朝に弱くて料理も得意じゃない面倒くさがり屋の私にとって、毎朝お弁当を作るのは鬼門と言っても過言ではありませぬ。
 
遠足やら部活の試合など年に数度なら冷凍食品とかでむにゃむにゃ〜っと誤摩化せるけど、さすがに毎日同じ冷食を使うわけにもいかないし…。
 
というわけで、この時季本屋さんで山積みになっている弁当本の中からこんな本を買ってみました。
 


 
ブログで人気の方なんですね。知らなかったわ。
 
離乳食用の容器を利用して、市販の冷凍食品のような作りおきを用意しておくというのはナイスアイデア。
 
同じようなことを考えて実行してみたこともあるのだけれど、メニューがイマイチだったのかあまり活用できずじまいでした。
 
このレシピ本に載っているおかずはどれもこれも、手軽に出来そうでしかも美味しそう。
 
冷凍に使う容器やおかずカップの選び方、詰め方のちょっとしたコツなども『なるほど〜』な内容が盛りだくさん。
 
大きさの揃った容器を使って、冷凍庫にも専用のスペースをきちんと確保するというのも大事なポイントかも。
 
たくさん平積みになっているお弁当本を1冊1冊比べてみたのだけれど、この本はピカイチ。
 
おかずの種類や組み合わせ方などかなり私のツボにハマってくれました。
 
4月からのお弁当づくり、目新しいお弁当グッズの力も借りてちょっと頑張ってみようかという気持ちが湧いてきましたよ。
 
 


 
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関係性の貧困から生まれる不幸を考える。【読書メモ】


 
この著者のことをあれこれ悪く言う人も多いようですが、自分の経験から得た問題意識をきっかけにまずは動き出していることが素晴らしいと感じます。
 
しかも意見の表明の仕方として出版という形をとるというのも評価すべき。若い女性が顔も本名も出してこのような活動をするのは危険もともなうし、実際に嫌な経験もしているそうです。
 
ツイッターや書評など匿名の場で重箱の隅をつつくような批判をする人の多い中、その勇気と行動力に拍手したい。
 
 
著書のレビューやこの方の名前で検索すると出てくるサイトを読んでいると、女子高生の方に非があるような意見や、一部分だけ見て揚げ足取りするような意地悪な意見も多いのね。ちょっと驚き。
 
しかも男性と思われる方のレビューに批判的なものが多いのも、なんだかなあ…という気がします。
 
伝わらない相手に書ける時間とお金、エネルギーが凄く無駄!と言い、とにかく『つらい思いを抱えた10代の女の子を支える場所を』と自分の信じる道を突っ走る姿に、日本の若者も捨てたもんじゃないね、と思うのでした。
 
村木厚子さんや瀬戸内寂聴さんが展開している『わかくさプロジェクト』が、支援を目的としており、つらい状態に置かれている女性達を支援者(組織)へ繋げていこうとしているのは、やはり様々な経験・人脈・社会に与える影響力の強さがあるからできること。
 
このような人達には政治をも動かすような大きな役割を担っていただきたいです。
 
一方、仁藤夢乃さんの活動は当事者目線。少女達の居場所の選択肢を増やし、もし求められれば年齢の近い女性としてそばに寄り添うよ…という『上からじゃない』目線。
 
東京都の支援などを受けてはいるようですが、当事者目線でしかできない活動を担っています。。
 
順調なレールの上をきちんと歩いて来ただけの大人には真似できない大事な役割がある。
 
 
自分が何も出来ないことが情けないですが、まずは知ること・問題意識を周囲と共有することから始めたいと思わされました。
 
 
 
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なぜ人と人は支え合うのか【読書メモ】

「障害者の生きる意味」を問う声に、僕の答えを示したい…映画「こんな夜更けにバナナかよ」原作者の渡辺一史さんが新著(上)
 
ヨミウリオンラインでこんな記事を見つけたので早速借りてきました。。
 
映画の原作である『こんな夜更けにバナナかよ』はさすがに人気で順番待ちなので、こちらから。


 
2003年に『こんな夜更けにバナナかよ』が刊行されてからから15年。その当時の体験をもっと広い視野でとらえ返してみたいと取り組んだのが本書である、とあとがきに書かれています。
 
『バナナ』の方は映画も見ていないし原作も読んでいないのですが、本書を読むと大体のことがわかります。
 
著者が若かった当時の経験から気づかされたこと感じたことを時間をかけて深堀りし、より正確な言葉で書き直したというイメージで読みました。
 
『バナナ』から本書が出版される15年の間に相模原の障害者殺傷事件(2016年)が起きます。
 
事件を起こした植松被告の『障害者は不幸を作ることしかできない』という考え方に、社会が大きく心を動かされた事件でした。
 
『そんなことない』と頭ではわかっていても、実際に重度の障害者との関わる経験がない人間にとって『そうだよね、周りの人も大変だし…』となんだか植松被告の主張に一理あるような気がしてしまいます。
 
おそらく健常者であろう我々多くの人間が頭ではわかっているつもりでも、実際のところなんだかもやもや…..というこの件に関する明確な答えがこの本の中にはあると感じました。
 
 
私自身、若い頃にJICAを通じて途上国暮らをした際にちょうど同じようなことを考えていたんですよね。
 
若気の至りそのもので何かを『してあげる』つもりで行ったはずなのに、社会人としての経験もロクになく、言葉もたどたどしいアジアからやって来た女の子に大したことが出来るはずもなく、振り返れば現地の人達に助けてもらうことの方がずっと多かったのです。
 
途上国、すなわち自分の国より劣った状態に置かれている人達に何かをしてあげる、という今思えば随分と生意気で高慢ちきな考えを持っていたものです。
 
自分の力がそもそも足りないことを差し引いても、気候も文化も異なる社会へ入っていくのだからフラットな視線で謙虚に物事を捉えなくてはいけなかったと気づいたのは赴任して随分と時間が経ってからでした。。
 
その時に得たことがその後の自分の感じ方・考え方に大きく影響していることは言うまでもありません。本当に得難い経験でした。
 
自分が役に立てる場面もあれば、助けられ教えられることもあるというのは、障害者について考える場合も同じなんですよね。
 
障害者とか健常者とか途上国とか先進国とかとにかく社会のもろもろの問題って上下や強弱で考えるとうまくいかない。
 
そもそも強い人が常に強く生きていけるのかというとそんなことはなく、時として不自由な状態に置かれることもあるし、公的・個人的を問わず他人からの助けを必要とすることは往々にしてあるわけです。
 
弱い者や物理的な手助けを多く必要とする人が生きやすい社会は、誰にとっても生きやすい社会なのだと思うし、多様性を認めない社会は結局のところ自分たちの首を絞めていくことになるのではないでしょうか。
 
うまいこと感想をまとめることができないのですが、人と人、人と社会のあり方について考えさせられる1冊でした。
 
 
映画の原作となった前著はこちら。

 
 
 
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図書館のはじめ方【読書メモ】


図書館整備のコンサルタントとして、多くの図書館整備の支援・プロデュースされている岡本真さんの著書。
 
公共図書館の整備にあたっては図書館の役割を自治体職員、議員、市民がよく理解してかかる必要があるということを、コンパクトにわかりやすく書かれていることやプロジェクトが動き出してからの具体的なスケジュールや進め方についても言及されているところに新鮮さを感じます。
 
自分たちのまちにはどのような図書館が必要なのか。大きな理念から一歩踏み込んで具体的に考え出すと結構難しい。
 
では何から始めたらよいのか。
 
まずは現場に出て自分たちの図書館やよその自治体の図書館をとにかく見ること。
 
 
『図書館制度・経営論』で使った教科書や参考図書の中には見られなかった、というかそこに書かれていることよりさらに前段階のことが細かに書かれているのです。
 
多くの事例に関わり現場を歩いて来た著者が、図書館整備のキモとなる部分を具体的に解説しているので、公共図書館に携わる人には勉強になる部分が多いのではないでしょうか。
 
 
開館当時話題になったCCCが指定管理者となっている佐賀県の武雄図書館についても、その功罪について冷静に論じている部分もあり、なるほど〜と面白く読みました。
 
私のように行政とは直接関係のない単なる図書館好きの一般市民にはちょっと距離のある内容が多いのですが、巻末に付録としてまとめられている文章『採録「まえがき—図書館は知の万人だ」』は今の自分にかなりヒットしました。
 
この文章の中で『圧倒的な量の書物に出会う経験は、自分が知っている知識・情報世界を押し広げる』と表現されていますが、私が図書館好きな理由はまさにこの感覚。
 
書店と違い図書館の開架書架に同じ本は並んでいません。1冊1冊の本がそれぞれの世界への扉。小説・歴史書・図鑑から旅行ガイドや料理本まで、本を開けば広い世界が広がっているワクワク感が大好きなの。
 
上記の一節はこちら↓の本の前書きなのだそう。前後が逆になってしまいますが、是非読んでみようと思います。

 
 
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村木流「静かな」改革の極意が素晴らしい【読書メモ】


 
女性で厚生労働省の事務次官まで勤め上げた村木厚子さんの著書。
 
なんというか、もう素晴らしいわ、この方。
 
大それたことや偉ぶったことを言わずに、目の前のことをただただ一生懸命にやる、自分の身の丈に合わせて難しい課題にも前向きに取り組む考え方がとても自然で素晴らしいの!。
 
 
本のタイトルはちょっといかめしいけど、内容はとても柔らか。
 
郵便不正事件で冤罪逮捕されたときの話をはじめ、自身の生い立ちや子育てのこと、拘置所内での出会いをきっかけに、退職後は若い少女達への支援活動(『若草プロジェクト』)を行っていることなど、静かに熱く語る『村木流』の仕事ぶりには本当に頭が下がります。
 
全てのお役人がこのような姿勢で仕事に向き合っていれば、国会を騒がせるようなゴタゴタはおきないのではないかと思うのですが、やはり巨大組織の病は重いのでしょうかねえ…。
 
これから社会に出る人達、女子学生にはもちろんのこと男子学生にも是非読んでもらいたい一冊でした。

 
 
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