夏期スクーリングの結果通知。 ー司書課程受講物語 (59)ー

情報サービス演習のスクーリング成績が郵送されてきました。
 
結果は
情報サービス演習I・・・・・・・・・A
情報サービス演習II・・・・・・・・B
 
『情報サービス演習II』の方が提出課題がずっと難しかった(というか、私にとっては時間が足りなかった!)のでこの成績の差は予想通り。

 
これでスクーリング科目の半分が終了。
 
 
次は2月末から3月にかけての『情報資源組織演習I・II』が控えています。
 
この2科目は毎年必ず連続で開講されるので、両方いっぺんにとろうとすると連続で6日間。かなり厳しいけれど、やなり連続でとっちゃった方がいいんだよね…。
 
先日受けた『情報資源組織論』の科目終了試験に合格していれば…の話ですけどね。
 
 
 

学校図書館のカリスマ司書【読書メモ】

 

本を通して高校生が図書館司書に語る胸のうちを文字にしたものです。YAコーナーに置いてあった本ですが、大人なってしまった人の方が楽しめるかも。
 
舞台である札幌南高校というのは、かつての旧制中学で地域の勉強熱心な子どもたちが集まる道内一の進学校。生徒の自主性を重んじ制服もない自由な校風。
 
私の住む地域にも同じような学校があるので、そこの生徒たちを思い浮かべながら読むと彼らの様子がありありと浮かんできます。13人の主人公それぞれの個性がとてもよく引き出されていて、図書館司書の子どもたちを見る目の暖かさと深さが本当に素晴らしいです。
 
文章自体は司書の先生が書いたものですが、生徒自身の語った言葉を丹念に拾い、一人一人の個性がとても光っています。
 
大人でも子どもでもないほんの数年間、軟らかいのに鋭い感受性を持ち、もの凄い勢いで成長する思考力をフル回転させながら生きている高校生たち。その貴重な時期の本との出会いは彼らのその後の人生に大きな影響を与えるのだなあと感じさせられます。
 
また、つかず離れず彼らに寄り添う司書の成田先生がまた素晴らしいんです。こんな司書さんがいる学校がうらやましい!!
 
….翻って私の住む自治体はといえば、県内で最も人口の多いしかもい県庁所在地だというのに公立小中学校に司書が一人も配置されていないんです。これってどういうこと!?と怒りすら込み上げてきますよ。
 
最後に司書の成田先生のプロフィールを読んで納得。いくつもの高校の図書館司書を長い間されていて、その間北欧の学校図書館視察団にも参加されています。学校図書館やそこで働く司書に関する本も何冊か出されています。
 
 
ここで『サービス演習』で学んだばかりのことを使ってみようと思い、成田康子先生が書かれたものを探すプロセスを記録してみました。

 
 
————————————————————————–
【調査内容】
「成田康子」という人の書いた図書館関係の資料にはどのようなものがあるか知りたい
 
【使用ツール】
(1) NDLサーチ http://iss.ndl.go.jp/
(2) CiNii Articles http://ci.nii.ac.jp/
 
【プロセス】
● NDLサーチ(1)を用いて『成田康子』で著者名検索。
● 同性同名著者が書いた看護関係の資料が141件ヒット。目的の著者による図書の詳細情報を開き、著者標目で絞ると本が3冊出版されていることがわかった。
『高校図書館デイズ」
『みんなでつくろう学校図書館』
『高校図書館―― 生徒がつくる、司書がはぐくむ』
3冊とも『高校図書館デイズ」のプロフィール欄に紹介してあるもの。
● 「著者標目」を使うと雑誌記事・論文がはじかれてしまうので、最初の検索結果に戻り『記事・論文』に絞り込むと136件ヒット。看護関係の「成田康子」の資料もともに表示されている。
● 次にタイトルの検索窓に「not 看護」を入れてNOT検索をしたところ126件に絞られるが、タイトルに「看護」を含まないけれど内容的に看護関係のものも拾ってしまう。
● そこでCiNii(2)を用いて、著者『成田康子』で検索。143件ヒット。
● NDLサーチによる検索と同様、看護関係の「成田康子」による資料を含んでいる。次にキーワードに「図書」と入れ絞り込んだところ看護関係のものは除外された。
● これらの検索結果の中に『高校図書館デイズ」のプロフィール欄に紹介してある『北欧に見る学校図書館の活用』という本が出てこなかったので、NDLサーチ(1)を用いて『北欧に見る学校図書館の活用』でタイトル検索したところ表示された。詳細情報に著者の情報が入っていないため。最初のプロセスでは見つけることが出来なかったようである。
 
【回答】
<図書>
『みんなでつくろう学校図書館』成田康子,岩波書店,2012
『高校図書館―― 生徒がつくる、司書がはぐくむ』成田康子,みすず書房,2013
『高校図書館デイズ」成田康子,ちくま書房,2017
『北欧に見る学校図書館の活用』全国学校図書館協議会北欧学校図書館研究視察団編,全国学校図書館協議会,2007
<記事・論文等>
『出版ニュース』という雑誌に、長期にわたり連載を持っていたようである。他にも『学校図書館』という雑誌の特集号などに名前を見つけることができた。
 
以上
————————————————————————–
 
 
探すのは簡単だけど、プロセスをまとめて文字にしていたらとっても時間かかっちゃいました
あ〜〜〜〜、疲れた。
 
 




 
 

『情報サービス演習2』なんとか終了 ー司書課程受講物語 (52)ー

長かったような、あっというまだったような3日間が終わりました。
 
『情報サービス演習I』は先生の解説とデモが多かったのに比べ『情報サービス演習II』では演習が中心で、毎日課題が出され自分でレファレンス回答をしてみる練習。
 
課題は、教科書の各章の最後に10問ぐらいある練習問題から各自1問を選び、調査方針・使用ツール・回答プロセス・最終的な回答をレファレンスシートに記録して提出します。
 
 
初日は言語・文字の情報源から1題、事物・事象の情報源から1題の計2題
 
2日目は歴史・日時の情報源から1題、地理・地名の情報源から1題、人物・人名の情報源から1題の計3題。
 
そして最終日の今日は、法令・判例・特許に関する情報源から1題と総まとめの最終課題です。

 
 
発表や解説の時間もあるので、1題に使える時間は調査の時間も含めて平均1時間くらいだったでしょうか。
 
これがね〜、意外と短いんです。調査に行き詰まるとそれだけであっという間に時間が過ぎていきます。もちろん正解にたどり着かなくてもよいのですが、何を使ってどのように探したけれど見つからなかったかということも含めて、自分がたどったプロセスを詳細に記録しなくてはならないので意外に時間がかかるのです。
 
複数のツール使うことや紙の媒体も取り入れること、記録にはデータベースやwebサイトのURL、文献の書誌情報などをきちんと記録するというお約束があるので、これをwordで入力するのもなかなか手間がかかります。
 
要は、のちのち誰かが同じことを調査する時に無駄な調査を避けるために、または同じ調査を再現できるように記録するわけです。科学分野の実験報告と同じ趣旨ですね。
 
普段自分が何かを調べる時って、「無い」という情報についてはさっと通り過ぎてしまうものですが、それらを記録するということは「何」に載っていなかったのか、とか自分の頭の中で何気なく判断した根拠などを意識しなくてはなりません。
 
特に調査がうまくいかなくて迷走してくると「ないないない!わかんない〜」ということで頭がいっぱいになってしまうし、制限時間が迫り焦っちゃうと肝心なことをメモせずに図書館から帰ってきてしまったり。
 
行き詰まった時にどこまで戻って方針変更するかを考えるためにも、自分の足取りを細かく記録しながら調査するということはとても重要だなと感じました。
 
とにかくドタバタドタバタと演習をこなす3日間でしたが、普段は手にとらないような参考図書を使ったりたくさんのデータベースに触れたりと、とても良い勉強になりました。
 
 

『情報サービス演習2』初日終了 ー司書課程受講物語 (51)ー

今日から3日間の『情報サービス演習II』のスクーリングが始まりました。
 
 
しかしながら初日から大寝坊。目覚ましをセットしてあったのに朦朧としながら止めてしまったようで、そのまま寝てしまったのね。大あわてて飛び起きましたよ。
 
簡単な弁当を持参するつもりで材料をスタンバイさせてあったのに用意できず。持ち物は前夜に完璧に用意したもんね、と安心していたらハンカチを入れ忘れ…。

 
慌てて家を出たので駅には予定通り着いたのですが、なんと乗る予定の1本前の列車がホームに停まっています。意味が分からなかったのですが同じ方向の普通列車だったので、とりあえずそれに乗り込みました。
 
車内放送によると、接続待ちののローカル線が遅れていたのでその到着を待って発車とのこと。とりあえずもともと乗る予定だった列車の発車時間とほぼ変わらなかったのでひと安心。
 

ところが!しばらく走ったところで『先発の列車が異音を感知したので、全線運転見合わせて点検のために全線で運転見合わせ中』と放送が入り最寄り駅で停車したままになってしまいました。

 
10分ほどで走り出したのですが、過密運行なので遅れがなかなか取り戻せないのだそうです。到着まで普段よりゆっくり運転で結局トータルで20分ほど遅れて松戸駅に到着。授業開始時間には余裕をみてあったので、遅刻にはなりませんでしたがちょっとヒヤリとしました。
 
台風が近づいているので、明日・明後日とちょっと心配。
 
 
肝心の授業の方は、徐々に実践形式に重心が移ってきましたよ。1〜3時限までは座学でしたが、午後の4〜5時限は実際にレファレンスの課題が与えられ(教科書の指定ページ10問から各自選択)、ふたつのレファレンスシートを書き上げるというもの。
 
webも使いますが、実際に図書館の資料を使わないと出来ないようなものばかり。今までこちらの図書館を使ったことがないので入口の入り方からしてドキドキです。学生証をかざさないと入退館できなかったり、館内の造りがイマイチわからなかったりと、かなりまごまごしながらの資料探しになってしまいました。
 
教室と図書館が離れているので、事前にOPACで目的の資料をある程度絞り込み請求番号と書架の位置をメモしてから行ったので目的のものを探し出すことは思ったほど苦労しなかったのですが、シートの記入の時間を考慮すると2件の調査を50分程度で終わらせねばなりません。
 

教室に戻ってからシートに記入するのですが、ワードが思うようにならないのがマッタク腹立たしい。上書き挿入モードになっていたり自動で連番を振ってくれる設定になっていたり、お利口すぎていらんことしてくれるの。普段あまり使わないアプリケーションなのでちょちょいと設定変更なんていうこともままならず…。簡単な文字の入力でさえ思うようにならずイライライライラ。
 
そうこうしているうちに時間は迫るばかり。結局時間内にプリントアウトするためには時間が足りず、かなり端折った書き方でタイムアップ。
 

最後の1時間は発表に充てられ、選択した課題番号から指名された計6〜7人が回答プロセスや使った参考図書などを口頭で発表して終了。

 
 
あ〜〜〜疲れた!
 

あしたはもっとハードなのかなあ…。

 
 

『情報サービス演習1』終わった!!! ー司書課程受講物語 (49)ー

毎日90分X5コマの授業を受けるなんて、気が遠くなりそうでしたが、終わってみればやはりあっっっという間の3日間でした。
  

初日は、わりとゆるゆると理論的なことが中心でしたが、2日目は実際に様々なデータベースを利用してみることが中心でした。
  

今まで使ってみたことのある検索システムもありましたが、先生と一緒に例題に取り組むのは良い経験でした。具体的なキーワードの選び方や論理式の応用、最初の検索で得られた結果を新たな手がかりとして、さらに網を広げてみたり逆に絞り込んでみたり。出来るだけモレやノイズを少なく、かつ短時間で効率的に求めるものを探し出す工夫という点ではとても為になりました。

  
普段何気なく使っている検索エンジンも、実は奥が深くて『こんな探し方もあるんだ〜!』とビックリすることがたくさん。国立国会図書館のサイトに至っては、もう宝の山というかなんというか…。授業で紹介してくださった使い方以外にもいろいろとTipsがありそうですが、てんこ盛りすぎて全貌がいまいちつかめていません。

  

そして3日目最終日の今日は新聞記事の有料データベースを利用しました。これも優秀だわ〜。これは有料契約している図書館でしか使えないので、あまり利用する機会はなさそうですが、大量の新聞記事が蓄積されていて、それを検索する仕組みがあることがどれほど偉大なのかを実感しました。
  

そして午後からは課題がひとつ出され、その回答プロセスをレファレンス記録シートを作成する演習。資料を探し出せるかどうかというのももちろんですが、どのようにしてその資料にたどり着いたかを事細かに記録します。
  
どんなサイトを利用したのかURLを含めて記入したり、何かを試してみて思うような結果が得られなかった場合でも『ない』という記録を残します。あとで同じような事例のレファレンスを受けた際に無駄な作業をしないで済むように。
  
このプロセスをキチンと書くのが意外に難しいんです。いつもは無意識にやっている作業を、あとから他人が読んで再現できるように記録しておこと、特に『やってダメだった』ことを記録するというのがなかなか出来ない。どのようなキーワードで検索したかや、そのあとの絞り込みをどのように行ったか、それからどの検索条件ではダメでどう変えたらうまくいったかなどなど。
  

国立国会図書館が運営している『レファレンス共同データベース』にあるプロセスシートを参考に、四苦八苦しながら書きました。
  
これをパソコンで作成してプリントアウトしたものを提出して終了です。特にテストはありませんでしたが、この回答書や初日の小課題が成績に反映されるというわけ。
  
初日に『最終日まできちんと授業に出て課題を提出すればまず落ちることはありませんよ〜』というようなことをおっしゃっていたので、そんなに心配はしていないのですが、どのような成績が頂けるのかはかなり気になるところです。