情報資源概論 (6)  ー司書課程受講物語 (43)ー

情報資源概論の試験結果が返ってきました。
  
結果は『B』で合格だったのですが、先生からのコメントがついてきてしまいました。
  
【教員からのコメント】出版流通の復習
  
試験結果について先生からのコメントというのは通常はあり得ないのですが、今回は特別です…的なメッセージが添えてありました。
  
流通に関する回答がいかにダメダメだったかという証拠ですね。

  
  
試験のときのこと、ハッキリと思い出せますよ。用語についての知識を問われたところが全くできなかったことを….。たしかに出版流通に関して、はレポートでも書かなかったし試験前の復習もおろそかだったので試験問題を見て『しまった〜!!!』と冷や汗をかいたのでした。

  
いちおう教科書を読んでノートにまとめたりはしていたのですが、まったく頭に定着していなかったということです。反省反省。

  
とりあえず合格はできたので、早く次の科目にも取りかからなくては!。
  
  

情報資源概論 (5)  ー司書課程受講物語 (42)ー

『情報資源概論』の科目終了試験を受けてきました。
 
レポートを書き終わったのが5月だったのでもう5ヶ月も過ぎてしまい、頭の中はすっかり空っぽ。受験の申込をしてからも勉強は全くしていなかったので、昨日と今朝あわてて教科書やノートを読み返しました。

 
レポートに書いた部分については、本や参考書を読み込んだので記憶にわりと残っているのですが、用語の意味や略号などについては全く頭に残っていませんでした。
 

100点満点中50点が用語の意味を問うものだったので、イメージだけで理解していて用語を正確に書けなかったり言葉の関係性を問われたものにかなり苦戦しました。
 

記述問題も結局は用語を深く理解していないと書けないものばかりで、今回は合格(60点)がアヤシイ感じです…。
 
嗚呼〜、ショック。
 
 
 

情報資源概論 (4)  ー司書課程受講物語 (39)ー

先日返却されてきた『情報資源概論』のレポート、第2課題について記録しておきます。

 
【第2課題】 資料収集と提供に関する具体的事件を取り上げ、図書館の自由の視点から問題点を解説しなさい。
 
 
はじめに
 民主主義社会において国民の「知る自由」が保障されることは不可欠である。そのために図書館が果たすべき任務として「図書館の自由宣言」に謳われている5項目のうち、資料収集と提供の自由に関する具体的な事件を挙げ、その問題点を以下に述べる。

 
本文
1. 資料収集の自由に関して
 公共図書館では、議員・議会、宗教団体や各種外部団体からの要求に対して難しい判断を迫られるケースがある。一例として1983年に品川区議会議員が区立図書館に対して要求した蔵書リスト提出がある。労働問題分野に関する偏向を指摘した上での要求であったことから図書館員らは検閲の懸念を示した。館長が業務命令として発令し3日後に撤回するなど紆余曲折を経て最終的に一千冊以上のリストを提出した。公開された目録情報を殊更にリスト化するという通常レファレンスの範囲を超えた要求を、調査権限を持たない議員個人があたかもそれにに基づくような要請をしたことは図書館への圧力・検閲行為と捉えられかねない。圧力が図書館側の自主規制を招き選書の中立性を欠くことに繋がる恐れがある。
 また、選書への介入が起きやすいのが学校図書館である。愛知(1981)や千葉(1984)の県立高校で管理職が購入禁止図書を指定した例が有名である。購入禁止の理由は、戦争・革命・自由・運動・組合・女性解放の拒否、著者の思想背景から「偏向している」としたものが多かった。生徒が「教育的配慮」の名目で一方的な考え方を押し付けられたり、幅広い意見に触れる機会を奪われることの無いよう学校図書館においても十分に配慮されなければならない。ただしこのような介入が権力による検閲に当たるのか、校務の責任者としての権限と捉えるかは難しい問題である。教育界全体で生徒児童の「知る自由」と学校図書館のあり方について考えるべきである。
 
2.  資料提供の自由に関して
 既に収集した資料の提供が妨げられる例として(1)内部職員の個人的な志向による抜き取り、(2)差別用語・差別的表現を理由とした利用制限がある。(1)については、職員個人の物差しで資料の中立性や、政治・思想・意見の善悪を判断すべきではなく、図書館員としての職務を十分に自覚し常に襟を正す必要がある。(2)については「ちびくろサンボ」の絶版・廃棄事件、「ピノキオ」回収要求・閲覧制限事件がある。これらの書籍で指摘されている人種や障害者に対する差別の問題については、関わる当事者の意見を尊重するとともに広く市民が検討に参加することが必要である。資料の提供を一方的に制限することで市民の「知る権利」を奪い、問題点の判断を妨げることはあってはならないと考える。また(2)に関しては部落差別的記述を含む郷土史が人権を侵害するものに当たるのか、また部落解放に逆行するのかという議論がある。同和対策に敏感になるあまり資料を廃棄したり提供を制限することは、市民の目を差別解消から逆に遠ざけることになるのではないか。特定個人のプライバシーを侵害しない限り、タブーに蓋をするのではなく部落史研究の資料として十分活用され自由な学問的議論がなされることが必要と考える。
 
おわりに
 自分が置かれた社会の諸問題について考え判断しようとする時「自分の知らない事実がある」のは恐ろしいことである。過去の歴史であれ現在進行形の事象であれ、私達市民が欲しい時に欲しい情報を得られる世の中でありたい。民主主義の根幹を支える「知る自由」を担保するため、図書館員のみならず社会全体が「図書館の自由」に常に敏感であり続けなくてはならない。

 
以上
 
 
【講評】評価:B
 合格です。事例も適切。但し、図書館の自由については 1.どのようなことか 2.なぜ大切なのか、その点について説明出来るように学習を深めましょう。市民でもこの点を知らない人が極めて多いのです。利用者や関係者に説明できることが大切です。その場合、「宣言」にあるからというのでは説明になりません。図書館の自由は、民主主義社会における市民の知る権利を保障する目的があることに根ざして、歴史も含めて理解することが大切です。
 なお、事例の検討では、一つ一つの事例について、 1.どの部分が問題なのか 2.なぜ問題なのかを分析し、それを図書館の本質や主権在民とそれを知る権利で支える図書館という視点で考察を深めてみましょう。

 
 
 

指摘された点を、もう一度ゆっくり考えてみたいのはやまやまなのですが、帰宅したらご飯作って食べて風呂に入って、寝る…が精一杯の毎日で勉強どころではないのがつらいところです。
 
 
 

情報資源概論 (3)  ー司書課程受講物語 (38)ー

5月に書き上げて提出した『情報資源概論』のレポートが返却されてきました。
 
結果はどちらの課題も『B』ということでかろうじて合格といったところ。
 
お恥ずかしいですが提出したレポートをそのまま記載してみます。
 
 
 

【第1課題】 選書における代表的な理論について説明しなさい。
 
はじめに
 公共図書館では、各館の収集方針に基づいて図書を収集し蔵書形成を行っている。個々の図書の選択を判断する際の代表的な考え方について以下に述べる。
 
本文
 これまで提示されてきた多くの図書選択論(選書論)は大きく分けて二つの考え方に集約される。一つは図書の「価値」を基準とするもの、もう一つは利用者の要求の高さを基準とするものである。この二つの考え方は論者により「価値論」と「要求論」、「質志向型」と「要求志向型」、「読むべき本を提唱する」と「望みの本を提供する」のように表現されている。いずれの場合においても前者は本の内容・質という意味での「価値」を、後者は利用者の「要求」を重視している点で共通している。
 
 1.価値論について
 日本においては、戦前は「価値論」に基づく収集が大きな流れであり、国や図書館の選択した「善良なる本」を収集することを目的としていた。ここでいう「善良なる本」とは国策に有益な思想や主義を国民に植え付けるための図書である。図書館は国民を教化するのに適した図書を選択し読ませるための施設であった。
 戦後、図書館法が制定されたると国の政策からは離れた、図書館による自主的な選書が行われるようになったが、基本的には図書館員の判断による「良書」の提供が中心であった。このような図書選択は「読書はこうあるべき」という図書館員の価値観の押し付けになってしまいがちであり、必ずしも利用者の求めるものとは一致しないことも多い。
 
 2.要求論について
 1970年代に入り、日本図書館協会による「市民の図書館」が新しい図書館サービスのあり方を提示したことで、図書選択の方向は「要求論」に大きく方向転換する。この理論で最も重要視されるのは「利用者の要求する本を提供する」ことである。図書選択にあたっては、利用者がどのような本を求めているのか(潜在的要求)を正確に知り、要求を予想し、利用者のニーズを掘り起こすような本を選ぶことである。そして選択した本がどの程度利用者を満足させているのかを評価し結果を真摯に受け止める。また利用者からリクエスト(顕在的要求)があれば必ず提供する。リクエストされた本を購入するのか、相互貸借により提供するのかは、その図書館の収集方針と照らし合わせ、予算との兼ね合いや今後の利用が見込めるのかを見極めて判断される。
 
 3.「価値論」と「要求論」の統一
 「要求論」が重要視されるようになった1970年代は「要求論」と「価値論」の対立の図式が強く見られたが、1980年代以降二つの考え方を統一する方向の図書選択論に変化する。利用者の要求を重視して図書選択をすることは、結果として質の高い本の収集につながっていることが明らかとなり、戦前のような国益による価値や、学術的・文学的価値とは異なる「利用者の立場による価値」を評価することに他ならないからである。
 
おわりに
 「価値論」と「要求論」について考えるとき、図書館におけ図書の「価値」とは何かということに行き着く。利用者の知的好奇心や読書欲を刺激しさらなる要求を引き出すような本が「価値のある本」であるなら、この二つの理論をあれこれ論じることは無意味のようにも感じる。利用者と本の出会いの場を提供するのが図書館の役割である以上、図書選択論はその役割を果たすための道具にすぎないのではないか。市民と図書館員が協力しその道具を使いこなしていくことが大事であると考える。
 
以上
 
 
【講評】評価:B
合格ですが、価値論、要求論などの選書理論とその背景なども図書館の歴史のなかで理解を深めましょう。アメリカ(フィクション論争=価値論)と日本(国家の思想統制=価値論)との違いなどもさらに考察してみましょう。また、知的自由(利用者の知る権利)とも関わります。公共図書館では利用者の要求を意識しながら、情報サービスの資源として耐えうる幅広い選書を心がける必要があります。図書館では、利用者の情報要求に応えるとともに、利用者が未知の本と出合う場提供することも大切です。その点で、前川恒雄氏の考える選書事例が参考になります。なお直接選択の特徴や選書会議についても復習して下さい。

 
 
 
 
講評を読むと『あ〜、そういう視点はなかったなあ….』ということがいつも指摘されていて(あたりまえなんですけどね)反省しきりです。
 
もう少し丁寧に教科書や参考書を読まないとダメだわあ。
 
 
 
 

情報資源概論 (2)  ー司書課程受講物語 (36)ー

『情報資源概論」のレポート2つ目、終了!
 
昨夜書いたものを今朝になってっからプリントアウトして落ち着いて読み直しました。やはり改めて見直すと言葉遣いや句読点のおかしいところがあったので少し手直しをして完了。
 
 
あとは提出票を書いたり参考資料の一覧を作ったり。この書き上げたあとの作業が結構大変。
特に今回は参考資料が多かったので一覧表を手書きする気になれず、パソコンで作成してプリントアウトしたものを貼付けることにしました。
 
私の汚い字で用紙にごちゃごちゃ書くよりも読みやすいと思うし、次回また同じ資料名を書く時はデータが残っていると楽だし〜。
 
レポート本文を書くのに体力消耗した後の事務作業は出来るだけ省力化したいですからね。
 
 
今回2本のレポートに使った参考資料をメモしておきます。