2月のスクーリング試験結果 ー司書課程受講物語 (66)ー

2月に受講したふたつのスクーリングの成績が届きました。
 
どちらも『S』で合格。やった〜!。
 
分類が中心だった『情報資源組織演習I』と目録作成を叩き込まれた『情報資源組織演習II』。
 
2科目とも、図書館では最も基本となるルールに関することです。事柄を丸暗記するわけではなく、ルールをどのように適用していくかという内容でした。
 
ルールブックに書かれていることが、どのような考え方で実際の作業に適用されているのかを理解し、様々な例外についても頭にいれておく必要があります。
 
講義内容をひたすらノートや配布プリントに書き込み、『ここは要注意の例外ですからね』という先生のことばに赤丸チェック。
 
どちらの科目も、試験でのノート持ち込みOKということは初日に伝えられていましたので、3日間必死でノートを作りました。
 
試験や後々の実務で参考にすることを意識しながら講義ノートをとり、翌日の朝に電車の中で整理し直したり。
 
最重要と思われる箇所や何度も参照するようなページには予め付箋を貼ったり、演習問題で何度も間違えていた苦手箇所も、試験中に注意書きが目に触れるように工夫しておきました。

 
それぞれのルールブックである『日本十進分類表(NDC)』と『日本目録規則』は大学からの貸与品のために書き込みやマーキングは出来ません。
 
付箋を貼ることもためらわれたので、何度も参照するとわかっているページについてはコピーしてノートにペタリ。
 
 

スクーリングは2月のことでしたので、通学の電車内では使い込んだ参考書を広げる受験生らしき学生さんの姿をよく目にしました。
 
彼らの勉強する内容の難しさ膨大さ期間の長さにはとてもとてもかなわないなあ、と恥ずかしくもなりましたが、頭も体力もすっかり衰えたオバチャンがこれだけの結果を出せたということで、今日のところは素直に自分を褒めてやりたい気分です。
 
 
 

すっかり忘れていたレポートが返却されました。 情報資源組織論 (4)  ー司書課程受講物語 (65)ー

6月末に提出したレポートが先週返却されてきました。
 
受付印が7月7日、返却印が2月19なので。受付されてから実に7ヶ月半!
 
『返却が遅くなり申し訳ありません』というメッセージが添付されていました。
 
気になる結果は設問2題とも『B』で合格です。まあ今更レポートが不合格でも困るけどね…。
 
 

だって、このレポート提出が条件となってい科目終了試験は11月に合格との結果が出ていて、さらにそれが条件となっている『情報資源組織演習』も2月に受けてきちゃったもん。
 
『情報資源組織演習I』担当の先生がレポート採点者。この演習が終わった翌週に返送印が押されているので、『演習の出席データと照らし合わせながらレポートの採点したのかしら?』と感じてしまうほどのタイミングです。
 

単なる偶然なのだとは思いますが….。ちょっとドキッとしてしまいました。

 
 
 
担当の先生は、演習用の教科書の著者でもあり、分類のルールブックである『日本十進分類法(NDC)』の作成メンバーでいらっしゃいます。
 
ですから分類規程がどのような思想で作られているのかや、改訂時に問題とされた点やそれをどのように再定義したかのような、『そもそも』についてのお話がたくさん聞けました。
 
国の法律やスポーツのルールもそうですが、『ルール』というのは各人がその内容に不満や疑問があることとは関係ないのです。
 
大勢の人が混乱なく行動するためによりどころとする『決めごと』とでもいったら良いのかな、マナーや常識とはちょっと違いますよね。
 

ですから、自分が『え〜、なんで?それっておかしいよ』と思っても、それは関係ないのね。
 

ルールを取り決めた人達のベースの考え方を理解し、あとはルールブックに従うということが求められます。

 
 

『情報資源組織演習I・II』、どちらの授業中にもありがちだったのが、ルールそのものに対して『それはおかしいのでは?』という質問。
 
この授業の中で2人の先生がよくおっしゃっていたのが、『そう決めたので』という言葉でした。
 
『情報資源組織演習I』担当は『日本十進分類法(NDC)』の作成委員会メンバー、『情報資源組織演習II』担当は『日本目録規則(NCR)』の作成委員会メンバーということで、お二方ともルールを作る立場にあった先生です。
 

 

ルールの内容そのものについては、委員の先生方、また図書館界全体でもいろいろな意見があるけれど、それらをふまえて様々な視点から判断し『そう決めた』のだということです。

 
従って、私達がするべきは『ルールに正確に従って作業をする』ということなのです。
 

ルールブックの文章は、読む人によって解釈が異ならないよう細かいところまで書かれています。例外や特殊なケースについても本当に細かい!
 
もちろんこれらを覚える必要はなくて、ケースバイケースでルールブックのどこを読み、そのように作業に反映させるかを知っていることが重要なのね。
 

レポート返却の話から大分ズレてしまいましたが、このような先生の話を直接聴けるというのは本当に有り難いことだわ〜、感じたことでした。
 

終わってスッキリ!スクーリング2科目目  情報資源組織演習 (II)  ー司書課程受講物語 (64)ー

『情報資源組織演習II』のスクーリングが終了しました。

 
先週月・火・水の『情報資源組織演習I』に引き続いて今週の木・金・土。その間1週間で種々の雑用やら何やらをこなしてヘロヘロの状態で突入。
 
 
今回の演習は目録について。
 
目録というのは資料の身代わりとなるものです。
 
何か資料を探したい時に棚の本をいちいち見に行っていたのでは、なかなか目的の物を見つけられません。
 
だいたいどこの棚にあるのかの見当もつかないし、同じ著者のものでも別々のところに置いてあったりするわけですから、ぱっと棚に直行して膨大な本の中から目的の本を見つけるのは至難の業。
 
ですから、本のタイトルや著者・訳者、ページ数・大きさなど、その本の特徴を記したものを検索しやすい形で用意して一カ所にまとめておきましょう…という感じですかね。
 
今はそのデータがコンピュータで管理されていることが多いですが、ほんの30年くらいまではカードにして専用の引き出しにしまわれていた(らしい)のです。
 

私も学生の頃に見たことがあるようなないような…という程度の記憶しかなくて、お恥ずかしながらカードを繰って本を探した経験はないんですよね。

 
 
まあそんなわけで、誰がどこの図書館に行っても探している資料を見つけることができるよう、一定のルールに沿った目録を用意する必要があります。

 
そのルールを記したのが『日本目録規則』。その規則に従って、資料の目録を自分で作れるようになるというのが今回の演習の目的です。
 
 
『資料』と一口に言っても、様々なタイプのものがあります。著者が1人だったり複数だったり、翻訳書になれば著者名に訳者に挿絵を描いた画家さんの情報もあります。形態にしても紙の本だけではなくて1枚ものの地図やレコード、CDもあります。
 
出版年だったら初版や再版、ベストセラーともなれば同じ版で何度も刷られていたり、はたまた版も刷も重ねられていたり、その他にもそれぞれの情報の膨大な組み合わせパターンがあるわけです。

 
もちろん3日間で全て理解できるわけではなくて、基本的にどのような考え方で目録規則が作られていて、盛り込まねばならないことにはどんなことがあるのか。そしてどのようにルールブックを読めば良いのかなど、本当に入口の部分を教わります。
 

さらに日本の目録規則は、その考え方を1970年代に大きく方向転換しており、1965年版と1987年版という大きく内容の異なるふたつの目録規則が存在しています。
 
国際的なルールに近いのが1965年版。一方で現在日本のほとんどの図書館で使われているのが1987年版なのですが、その両方の考え方を知っておく必要があるのだそうです。
 
実践的には当然1987年版をメインに勉強しておけばよいのですが、先生によれば1965年版の考え方を知らずして目録を語れないということのようです。

 
その理由はいろいろと話してくださいましたが図書館界の当時の事情など複雑なものがあるようなので、興味のある方は調べてみてください。

 
 
 

まず初日は目録の考え方やその歴史について、国際的な流れと日本の流れについての講義が半日。午後からは基本的な形から目録作りを体験していきます。
 
演習の方法としては、ある本の標題紙(表紙をめくると出てくるタイトルや著者が記されたページ)と奥付一番最後のページにある出版年などが記載してあるページ)のコピーと注意すべきポイント、あとはルールブックのどこを見ればよいのかというアドバイスが与えられます。

 
記載例などを見ながら自分で作ってみて、そのあと先生の解説。
 
1965年版と1987年版、両方のルールで作るのですが、似ているところもあれば異なる部分もあるので、頭がこんがらがってチンプンカンプンです。
 

特に1987年版ではコンピュータ目録に対応させるための区切り記号を使わねばなりません。
 
記載する様々な事項に対応した/(スラッシュ)や:(コロン)、;(セミコロン)などの記号を、スペースを適切に挟みながら記載するのですが、これがまあタイヘン!
 
 
2日目、3日目と授業が進むにつれて、記載する内容がより混みいった資料が例題として登場してくるのです。
 

これは算数と同じで初歩のルールからの積み重ね。
 
初日に教わったことが頭に入っていないと本当にワケがわからなくなってしまいます。
 

正解できた部分も間違った部分も、とにかく先生の解説に必死で耳を傾け一言一句漏らさずノートにメモ。
 
一日が終わるともうぐったり。帰りの電車の中で復習するエネルギーはなかったので、翌日の行きの電車の中で前日のことを頭の中で整理します。
 
 
最終日の5時限目はお決まりの試験。
 

問題は2題で標題紙と奥付が与えられ、それぞれを1965年版と1987年版のふた通りで目録に仕上げるというもの。
 

演習の解説の中で、繰り返し繰り返し強調して説明されたことを落ち着いて思い出しながら解答用紙に書いていきます。
 

ルールブックはもちろん、ノートや配られたプリントなどの資料は全て持ち込みOK。とはいっても見るべき物、コトを忘れてしまうんですよね…

 
ノートの書き込みを見返しながら自分の答案を何度も見直しました。
 

分類番号の試験のときと同じく、見直すたびにミス発見。ギリギリまでしつこく見直し、『これで漏れがあればもう仕方ないね』と諦めがついたあたりでほぼ終了時間。
 

あー、終わった終わった!!!
 

2科目のスクーリングが終わって、かなり気持ちが軽くなりました。

 
 
 

スクーリングはつらいよ。 情報資源組織演習 (I)  ー司書課程受講物語 (63)ー

『情報資源組織演習I』のスクーリング終了!
 
亀のあゆみではありますが、なんとか1歩前進です。
 
 

一年中で一最も寒いこの季節、雪でも降ったら車で駅まで行くことさえままならないというのにスクーリングなんて大丈夫かと、ギリギリまで不安な気持ちでいっぱいでした。
 
それでも始まってしまえばなんとかなるものです。
 
子どもとオットの朝食準備は最低限。洗濯物はとりあえず洗濯機に放り込んでスイッチポンしたら続きは春休み中のこどもにお願い。
 
6時過ぎにはキンキンに冷えた車のハンドルを握り駅前のコインパーキングを目指します。
 
なんとか電車に飛び乗り指定教科書にざっと目を通しながら菓子パンで腹ごしらえ。
 
9時から5時半まで脳味噌フル回転でぐったりしながら校舎を出ると外はもう真っ暗ですよ。
 
 

充実!!と叫べればよいのだけど、むしろ『私、なんでこんなことしてるんだろう….』という気持ちの方が大きくなってしまうのは、寒くて暗い季節のせいかしらね。
 
 
 

今回の3日間は、資料(対象が本だけではないので「資料」とよびます)の主題分析と分類番号付与について。
 
分類番号というのは図書館の背に貼られているラベルにある「913.6」とか「218」なんていう番号のこと。
 
主題(資料の内容)に沿って0〜9類まで10区分されていて、その番号がまた更に10区分、そしてもう一桁10区分されているので、基本1000区分。

 
さらに細かく区分けできるような補助番号というものあって、原則から例外までとにかく細かくルールが決められているのです。
 
 
主題というのは『何についての資料なのか?』ということ。
 
ドーンとひとつのテーマが取り上げられているなら簡単ですが、そうとばかりは限りません。
 
どのジャンルに分類するかで置かれる場所が決まってしまいますから、きちんと統一ルールに則って分類番号が付与されていないと資料を探す時に困ってしまいますよね。
 
ルール通りに分類番号をつけるためのルール(分類法)を頭に叩き込むのがこの3日間の目的。
 
番号そのものを暗記するのではなくて、そのルールブックとも言うべき『日本十進分類表(NDC)』の読み方を覚え、どこにどのような指示があり、その指示が記載されている場合とそうでない場合の原則から例外までを覚えるのです。
 

まずは先生が教科書に沿って基本的な説明をしてくださいます。総合的な説明から各類特有のルールまで多岐にわたるので、説明のあとは延々と例題演習&解説の繰り返し。
 
3日間という限られた時間ですから、先生が強調するのは本当に大事な部分ばかり。
 
原則はもちろんのこと、『例外』と言っても頻繁に使われている『例外』。
 
図書館の本のラベルでお馴染みの番号なのにこれって『例外』なのね〜!ということばかり。
 
あの本もこの本も原則通りに番号つけていたら大間違いだわ!!と驚きの連続です。
 

NDCをよーく見れば書いてあっても、ついつい見落としてしまったり、またいちいち注記していない大事な例外もあったりと頭がもうゴチャゴチャです。
 
先生が何度も何度も繰り返して指摘している事項なのに、次の例題で間違うという繰り返し。
 

教科書にマーキングしたりノートに赤ペンで何度も書いているのに、次にはもう忘れている…、コレって歳のせい?と自分が本当に情けなかったわ。
 
 
そして最終日の一番最後には制限時間60分の終了試験。
 
授業中に行う演習問題プリントは半分正解できるかどうかというレベルだったので、最終日の午前中が終わった時点で不安のどん底。
 
だってテストで最低6割を正解できないと不合格。もう一度スクーリングを受け直さねばなりません。

 

それでも有り難いことに『皆さん合格できるようなレベルにしてありますので心配しないでください』と先生。
 
試験内容の範囲や問題のタイプ、それぞれの配点についてかなり細かく教えてくださいました。

 
 
問題の種類は大きく分けて3タイプ。
 
1つ目は主題分析に関して。
 
どもような内容かが簡単に書かれていて、その主題を分析してどのようなジャンルに分類するかを判断します。
 
与える番号の候補は予め記されているので、その選択肢の中から正しい物を選び、選択の理由を説明するというもの。
 
 
2つ目は資料の概要に沿って分類番号を与える問題。
 
主題は簡単に判断できるように配慮されており、番号付与の原則と例外をきちんと理解できているかが問われるタイプ。
 
さらに補助的に使う番号を正しく選び、かつルール通りに使えているかがポイントでした。

 
 

そして3つ目は数字で記載されている分類番号を読み取って、どのような資料なのかを文字で表現するというもの。

 

全部で16問でしたが特殊なケースはほとんどなく、基本的なことと繰り返し説明のあった要注意箇所に的を絞った問題がほとんどでした。
 
終わったら退席してよいとのことだったので、20分を経過した当たりで退席する人がちらほら現れました。
 

 
私も、だいたい30分過ぎたあたりで一通り解き終わりざっと見直しが終了。
 
激しく迷うような問題がなかったので、退席しちゃおうかな….という気分になってしまったのですが、グッと気を引き締めて視点を変えながら何度も分類表に目を通しました。

 

そのおかげで凡ミスをひとつ発見。よかった〜!

 
終了時間まであと5分になったので『さあてそろそろ….』と片付けモードに入りながら分類表をパラパラとめくっていたとき、ハッと気が付いたんです。
 

何度も先生がおっしゃっていた例外規定。原則に従うと超シンプルに出来ちゃうけれど、表中に注記がない要注意の例外パターンがあったことに。
 
 
一番最後の問題を取りこぼさずに済みました。慢心せず最後まで粘ったご褒美だわ〜。
 
 
 
 
来週は今回の続きの『情報資源組織演習2』でまた3日間。

 
今回以上に難しくなるのかと思うと憂鬱ですが頑張ってきます。