公共図書館でそんなことがあるんですね…

司書資格の勉強を始めてまだ日の浅い私ですが、図書館に関する勉強をする中でまず感動したのが、公共図書館では利用者に求められた資料は必ず提供するということ。
 
大げさに言えば『草の根を分けてでも探す』というのが司書の挟持だと理解しました。
 
 

ところが、ある方がプログに書いておられた記事を読んでびっくりポン!
カウンターで尋ねた資料について、スタッフが検索でヒットさせることができず『ありません』で済まされてしまったというではありませんか。
 
その方の場合、ご自分でオンライン検索し蔵書にあることを確認してから図書館に出向いたとのこと。
 
データベース検索ってちょっとした入力ミスでもヒットしないことがあるので、即座に目的の資料にたどり着けなかった点については仕方がないかなあとは思います。
 
でもこの場合は利用者自身が確認してあると言っているのだから、スタッフさんはもう少し謙虚に探してみるべきだったのではないでしょうか。
 
まあ100歩譲って検索で見つけられなかったにしても、資料の情報を依頼票を記入してもらい改めて探してみるとか、相互貸借なり他の方法でその方に資料を提供することができるはず。
 

司書の勉強を少しでもしたことがあるスタッフなら『ありません』で終わりにするなんて考えられません。素人アルバイトさんだったのかなあ。
 

そして自分のミスを指摘されたら、言い訳せずに謝るのも大事ですよね。自分がミスしたことに気を取られて『なぜそのようなことに至ったか』を説明したくなってしまいがちですが、これはお客さんの怒りの火に油を注ぐようなもの。
 

自分ではミスの原因を説明して理解してもらいたい気持ちで理由を並べても、立腹している相手には言い訳にしか聞こえないんです。
 

私も接客サービスに携わる身として胆に命じなければれば、と思います。

遠い目をしながら勉強中

ここ数日、『情報サービス論』のレポートを書くためにレファレンスブックについての教科書を読んでいます。
 
レファレンスブックというのは『調べるための本』のことで、辞書、百科事典、図鑑、便覧、年鑑のようなものがそれにあたります。

 
辞書がたくさんあるというのは想像がつきますが、その他にも◯◯辞典(事典)、△△便覧、□□目録、のようなものがこれほどたくさん存在していたことを知り少しクラクラしています。
 
もちろん、これら全てを暗記する必要はないのですが、各ジャンルの主だった物については当然頭に入っていなくてはいけないわけで……。
 

この手の本で自分自身になじみがあるものと言えば、辞書と百科事典、化学便覧くらいかなあ。お恥ずかしながら、図書館の参考図書の書架はあまり覗いたことがありません。
 
こう見えても、小さい頃は辞書や百科事典を読むのが好きだったんですけどね。
 
学生時代や会社勤めをしていた頃までは、必要に迫られて辞書や化学便覧ぐらいは手にしていましたが、退職してからは子どもの宿題を見る時にちょっと辞書をひいたり地図帳を広げるくらいになってしまいました。

 
 

レファレンスブックについての初歩の教科書に載っているだけでも、『広辞苑』や『ブリタニカ百科事典』のようなものに始まり、『経済学事典』『国史大辞典』『地理学事典』『日本民俗芸能事典』その他数えきれないほど。面白いなあと思ったタイトルのものでは『人事興信録』『実用難読奇姓辞典』なんていうものも。その他にも各分野の文献目録や、国会図書館の蔵書目録などなどなど….。
 
図書館でレファレンス業務をしている方はこれらの本についての知識が頭に入っているわけですよね….。う〜んすごいなあ。
 

 
無限ともいえる情報の膨大さと自分の脳ミソのちっぽけさを引き比べながら『へえ〜〜〜』『ほお〜〜』と溜め息ばかりが出てきますが、関心ばかりしていても仕方がないので、とりあえず最寄りの図書館にはどのようなレファレンスブックがおいてあるのかチェックしてくることにします。

情報サービス論(1)ー司書課程受講物語 (21)ー

このところ勉強のことを全く書いていなかったので、久しぶりに現在の進行状況について。

 

今、3つ目のレポートに取りかかっています。
 
入学時に配布された『学習のてびき』によれば、履修順序は原則
 
1. 生涯学習概論
2. 図書館概論
3. 図書館文化史
4. 情報資源概論
5. 情報資源組織論
6. 図書館サービス概論
7. 情報サービス論
8. 児童サービス論
9. 図書館制度・経営論
 
となっています。これら9科目はレポートと試験のみの通信科目です。
 

その他にスクーリング科目として
 
1. 情報資源組織演習 I・II
2. 情報サービス演習 I・II
3. 図書館サービス特論
4. 情報処理技術概論
 
の6科目があります。
 

通信科目は現在のところ
 
1. 生涯学習概論
2. 図書館概論
 
の2科目がレポート提出済なので、1月にこの2科目の試験を受けるつもり(ここで宣言しておけば後には引けないかな….と)。

 
というわけで順当なら次に取り組むのは
3. 図書館文化史
4. 情報資源概論
 

ところが8月頃に、12月のスクーリング科目である
 
2. 情報サービス演習 I・II
 
の受講条件が『7. 情報サービス論』であることに気が付き、あわてて『情報サービス論』の勉強を始めてしまったのです。
 
実をいうと、履修順序が記載してあることに気がついたのは最近のこと。シラバスは科目コード順に記載されていたので、『図書館文化史』『情報資源概論』は全く意識の外でした。
 

大幅に順番が違うのもなんだかなあ〜、と今更ながら思ったのですがせっかく途中まで勉強してしまったので、レポートも書いてしまおうと思っています。(この12月のスクーリング申込日も過ぎてしまい『情報サービス論』を慌てて提出する必要性が全くなくなってしまいました….。)
 
今日現在で第1課題の『レファレンスサービスのプロセスを解説し、注意すべき点を述べなさい。』についてはほぼ出来上がりました。
 
第2課題の『レファレンスブックの定義・種類を列挙し、それに応じた具体的な事例(書誌情報と特徴)を示しなさい』については、大分前に読んだ参考書をもう一度読み直す必要があるので、明日にでも図書館で借りてくるつもりです。

生涯学習概論 (8) ー司書課程受講物語 (20)ー

昨日に続いて、今日は生涯学習概論レポートの第2課題です。
 
yoisholego
 
 

【第2課題】 生涯にわたり生き生きと「学び」・「地域活動」を続けるために
 

はじめに
 学びのモチベーションと地域活動の関係について考察する。さらに、生涯わたりその関係性を生かし続けるための方策を世代(ライフステージ)別に整理した。
 
本文
 自らの意思で自ら手段を選択して「学ぶ」ためには強いモチベーションまたはきっかけが必要である。学校教育終了後の学びとしては、職場での研修や語学習得など職業上必要に迫られての学習機会が多い一方で、純粋な興味や地域活動のために自発的に学ぶことはなかなか難しい。特に自由時間の少ない世代が自ら学び地域活動につなげるためにはどのような機会が必要だろうか。
(1)自発的な参加による課題発見 
 ひとつには、人々が「地域活動」「学習」をことさら意識せずに参加できる様々な場が地域に用意されていることである。共通の趣味や興味を持つ小さな集団での活動は、身の丈に合った多くの課題に気づかされる。自ら発見した課題に対する解決への欲求は生き生きとした学びを生み出す。また学びの成果を身近な地域で生かすことは活動をより良く継続・発展させるであろう。大都市のように、地域のつながりが希薄で個人のライフスタイルを大切にする傾向の強い地域では、個人的な課題に対する学習欲・知識欲の充足が周囲への積極的な働きかけを生み、新たな地域活動につながると考える。
(2)強制的な参加からの課題発見
 ふたつめには(1)と相反するが、強制的なコミュニティ活動参加の状況を作り出すことである。例としては町内会活動への協力やPTA活動が挙げられる。これは、地方都市のように地域コミュニティの形がある程度しっかりとしており、自らの意思よりも周囲の意思で地域活動に参加する機会の多い地域で有効である。きっかけは半強制的であっても、PTAや地域の役割を担うことで教育や環境の問題・防犯・高齢者福祉など身近な問題を発見する。問題意識を持つことが地域の歴史・行政について学習する機会につながり、世代を超えた健全なコミュニティ作りへの意識が高まると考えられる。自分自身や子の人生に直結する問題に対しての積極的な学びの成果は、地域グループでの子育て支援活動や防犯活動、また高齢者支援など地域内で発揮されると考えられる。
 (1)、(2)いずれのケースについても人々の参加意欲を喚起するために、世代やライフステージに合わせ次のような広報活動・働きかけが必要と考える。
 1. 幼少期〜10代前半:体験活動の中で、先生や親以外の地域の大人から評価される機会を作る。(地域の中の自分を意識する)
 2. 10代後半〜20代前半:地域の人々から「頼りにされる」経験をする機会作り。(若い世代の強い自意識を利用して地域コミュニティへの繋がりを形成)
 3. 20代後半〜子育て世代:社会の負担が最も肩にかかる世代である。この世代が気軽に参加でき、地域とともに自他の課題解決に取り組める場の提供が、創年期の地域参加意欲を育むと考える。
 4. 壮年(創年)世代〜:この世代の旺盛な地域貢献意欲を活用するために、情報の集約・提供が必要。多様な人材が活躍の場を得られるよう、地域内でのコーディネートの仕組みづくりや広報が重要と考える。
 
おわりに
 生涯わたり生き生きと学び、地域活動を続ける方策を考える中で、経済的・精神的余裕、周囲の協力・精神的報酬が不可欠と感じた。これは、具体的な形として把握しにくいものの、基本的かつ大きな課題であると考える。
 
以上

 
【講評】評価:S
 人々が生き生きと「学び」「地域活動」に参加できる方策について、学びのモチベーションと地域活動の関係について丁寧に記載されています。
 今後羽、生涯学習の支援者として、誰がどう学習提供していけばよいでしょうか。そのためには、学ぶ主体者の学習ニーズを把握することが大切です。ライフコースの視点でみた場合、年齢・男女別に乳児期・幼児期・児童期・青年期・壮年期・高齢期等の発達段階に分類して考えることができます。また、細かく言えば、仕事や結婚、子育て、介護、障害等の有無によって、各々が求める学習ニーズは異なります。そうした段階を一つ一つ分類し、必要な学習ニーズを把握していきながら、意味ある「生涯学習の連帯」につながると思われます。
 今後のご活躍を期待しております。
 
 
(講評に興味のある方は、【講評】の下の数行をマウスでドラッグしてハイライトさせて下さい。)
 
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生涯学習概論 (7) ー司書課程受講物語 (19)ー

少し気恥ずかしいのですが、生涯学習概論で提出&返却されたレポートの内容を掲載してみます。
 
syougai
 
 

【第1課題】 生涯学習の意味と必要性について
 
はじめに
生涯学習は、1965年のユネスコ会議においてポール・ラングランにより提言された考え方である。学校教育だけではなく、各人の自発的意志に基づき生涯を通じて行う学習と位置づけられ、多くの国々で教育の基本的な理念となっている。現代社会においてなぜ生涯学習が重要とされるのか、その意味と必要性を以下に述べる。
 
本文
人々は昔から、意図的・非意図的に関わらず生涯にわたり技術や知識を学ぶことを続けてきた。また組織的な「教育」も身分による程度の差はあるものの古くから行われている。それにもかかわらず現代社会において生涯学習の新たな理念が提唱され、その重要性が増している理由としては次のことが挙げられる。
(1)社会の変化への対応
20世紀に入ってからの産業構造の変化(農業社会から工業社会への移行)は、急速な科学技術の発展や経済の変化をもたらした。日々進展する社会の変化に適応しながら生きるためには、学校教育で得た知識のみでなく、新たな知識や技術を継続して習得することがである。
(2)自由時間の増大
戦後平均寿命が伸長し、職業引退後の「第2の人生」の期間が増大した。また経済的時間的余裕が生まれたことで、生きがいや心の豊かさを求める自己実現のための学習需要を生んでいる。
(3)地方自治への住民参加
民主主義の定着や地方分権が進んだことで、住民自らが自分たちの暮らす地域の課題を発見・解決することが求められるようになってきた。自立的・主体的な自治体運営を行うためには、地域の行政課題や特性を学び、問題解決のための能力を身につける必要性がある。
(4)学歴偏重社会の是正
明治以降、学校教育が制度化され高度に標準化されるた結果、学校への依存が強まり過度な学歴偏重社会をもたらした。人生初期の生育環境が引き起こす教育格差、ひいては経済的格差を是正するためには、学校教育修了後のいずれの時期においても自由に学習の機会を得られることが重要である。さらに学歴だけでなく様々な「学習の成果」が適切に評価されることが大切となる。
 
以上のように「生涯学習」とは人々が豊かな充実した人生を送るために、生涯の全ての時期において自ら自由に選択して行う学びであり、家庭教育、学校教育、社会教育、文化活動、スポーツ活動、趣味など様々な活動があげられる。さらにその成果をボランティア活動や地域での生活を通じて社会に還元することが生涯学習の意義である。また国や地方公共団体をはじめとした社会全体が、様々な形でこれを支援し実現に努めるのが「生涯学習社会」である。
 
おわりに
急速に変化する現代社会にあって、あらゆる人々が自らの意思で自由に学習機会を選択し、生涯にわたって学び続けることの重要性が高まっている。また学校教育後の学習活動が普及するにつれ、学習成果を社会に還元していくことが課題となる。学習の成果を幅広く活用するためには、官民を問わずボランティア活動の場や機会を創出することが必要とされる。ボランティアとして学校支援や地域の課題解決などに取組むこと自体が生涯学習であり、生涯学習社会の形成につながる。
 
以上
 
 
【講評】評価:A
日本における生涯学習が必要になった背景やその意義について、大方理解できています。今日、生涯学習は転換期にあります。例えば、住民参加型、住民と行政との協働した生涯学習まちづくり、「学んだことを活かす」教育・学習等が行われつつあります。これら背景には、地方分権による新たな住民自治の構築や不況など経済的な理由から「自助・共助・公助」という考えが重視された行政改革等があります。これらも念頭におかれて、今後は自己の学びにも引き付けて、地域活動も生活に取り入れて下さい。