電子ピアノの使い心地その後【カワイCA98】

先日購入したKAWAIの電子ピアノ。
  
昼間1人でいる時は生ピアノ感覚を味わえる音量で弾きますが、夜はさすがに音量を下げるしかありません。
  
音量をその時の事情によって調節できるのが電子ピアノの最大の利点でとても助かっているのですが、そのデメリットいうのもわかってきました。
  
当たり前のことですが、音量を下げているとタッチによる強弱の反応がよくわからないのとフォルテでガーンと弾いた時の手応えが感じられないこと。
  
ふわっと優しく弾いても、クレッシェンドして最後にバーン!とやっても、ダイナミクスレンジが狭くて相応の手応えを感じられないのは結構なストレス。
  
  
生ピアノの感覚をなまじ知っていると、無意識にその弾き心地と比較してしまうのでなおさら。
 
これはよくも悪くも自分の技術と向き合いフィードバックできないということで、まじめにレッスンするには最大のデメリットだと思うので、ピアノの先生が電子ピアノをおススメしないのも理解できます。。
  
  
  
そんなことつらつら思いながら毎日のように触ってはいるのですが、昨日初めてヘッドフォンを使って弾いてみたらビックリ。
  
  
いかにもオマケって感じのちゃっちい(失礼!)ヘッドフォンだったために、ビニール袋に入ったまま開けもせず放置したままだったのです。
  
  
これまでの経験だとヘッドフォンというのはは重くて耳が塞がれる感じが鬱陶しいもの。
  
音楽を聴くときにオットの高級ヘッドフォンを借りてみることがたま〜にあっても、すぐイヤになってはずしてしまうほどで、ヘッドフォンをつけてピアノを弾くなんて気はさらさらありませんでした。
 
ところが、毎日このピアノを楽しんでいる下の子が『ねえねえ、ヘッドフォン使ってみ!スゴイから。まるでピアノから音が出ているみたいだよ』というではありませんか。
 
またまた〜、と半信半疑で使ってみたの。
 
『ちゃっちい』見た目通りおもちゃ並の軽さ。
 
形も耳を覆うタイプでなく、耳の脇に寄り添うような形(オープンエアタイプというのかな)のためか装着感がほとんどありません。
  
そして鍵盤を叩いてみると!音が耳もとでなく目の前のピアノから聞こえてくるのです。
  
なんだなんだ?これは初めての感覚。
  
ウソでしょ!?とジャックを接続したまま耳からヘッドフォンをはずして鍵盤を叩いても本体のスピーカーからは音なんて出ていません。
  
電子ピアノ用に開発されているヘッドフォンなのかな。KAWAIの純正品ですからこのピアノに最適化されているのかもしれませんね。
  
音の鳴っている位置がとっても自然で疲れないし、スピーカーから流すときと音質の差がないのも嬉しい。
  
  
おかげで昨夜は遅い時間にも関わらずボリューム上げて1時間以上弾いてしまいました。
  
ちなみに型番で探してみたらこれのようです。
  


  
造りは確かに値段相応な感じなのでちょっとしたはずみでバキッと壊してしまいそう。
  
でも使い心地に関しては今のところ超ハイコストパフォーマンスだと感じています。
  
へたっぴいな音を周りに聴かれず、好きな音量で好きなだけ弾いていられるなんて、あ〜楽しい!
 
 
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片山杜秀『クラシックの核心』【読書メモ】

その博識ぶりとストレートな話っぷりが魅力的な片山杜秀さん。
  
NHKFMの『クラシックの迷宮』が私の聞きづらい時間に移動してしまってからというもの、そのお声に触れる機会がなくて寂しい想いをしております。
  
氏の面白さを著作で味わおうと今までに何冊か手をだしているのですが、あの複雑な発想を文字で追うのはやはり難解でどれもこれもギブアップ。
  
思想書ジャンルというせいもあるし、たとえ音楽をテーマにしたものでも結局は作曲された時代・社会背景が絡んでくるしね…。
  
大好きな片山節といえども聞くと読むとは大違いなのだわ。
  
  
そんな中でも、どっぷりと音楽論だけの1冊がこちら。
  


  
河出書房の『文藝別冊』という雑誌で西洋クラシック音楽史上の人物を取り上げた際に、片山氏が談話の形で語ったものを編集者が原稿に書き起こし掲載したものだそうです。
  
事前の打ち合わせなしで進められるインタビューということですから、即興的にぽんぽん飛び出す片山節を存分に味わえます。
  
それら9回分を加筆修正して纏めたものがこの本ということで、編集者の書き起こしもお上手なのかとても読みやすく面白いんです。
  
取り上げられている人物は
・ バッハ
・ モーツァルト
・ ショパン
・ ワーグナー
・ マーラー
・ フルトヴェングラー
・ カラヤン
・ カルロス・クライバー
・ グレン・グールド
  
という超メジャーなラインナップ
  
バッハやモーツァルト、ショパンなど音楽の教科書に登場するような作曲家に加え、既に他界し世間の見方がある程度定まった演奏家ばかりです。
  
現代音楽や日本の音楽家についての評論を主としている片山氏がここまでメジャーな人物について語るなんて滅多にないこと。
  
自分の中にすっかりイメージが出来上がっている人物について、『そういう捉え方もあるんだ!』と気づかされることがたくさんありました。
  
  
例えばバッハを『大衆を友にする作曲家』と称し、耳の肥えた王族・貴族よりむしろ街の教会のミサで大衆に聴かせるための音楽、なじみやすい旋律をフーガやカノンといった方法で合唱や合奏の形で提供しているのだというのです。
  
主旋律&伴奏、ではなく全ての旋律が主役になる広い意味での対位法、つまり主役のいない対等なもの同志の絡み合いの世界が『民主平等の平民的世界の理想像』に通じてくるのだと。
  
やはりこのような見方は思想家ならではでしょうか。
  
  
他にもマーラーとは『大スクリーンで観ないと真価の感じられない大スペクタクル映画みたいなもの』という書き方も思わず膝を打ってしまいました。
  
盛りだくさんの要素を精緻で複雑にしかも『これでもか!』というほどてんこ盛りにした音楽は貧弱な録音・再生装置ではその真価が味わえない。
  
音色の多様さやダイナミックレンジの広さを味わえるだけの『高解像度』機器の発達した時代だからこそマーラーの価値が認識され人気が高まったのだ、というのも『なるほど〜』。
  
確かに、私が初めて『マーラーってスゴイ!』と思ったのは、秋葉原のオーディオショップで試聴用CDの中からマーラーの5番をかけて貰った時。
 
それまでラジカセから流れるラジオ放送でしか聴いたことのなかった私にとって、お店の広い空間で大音量で聴いたあの冒頭のトランペットソロとそれに続くオケのtuttiがとてもとても衝撃的だったことを思い出しました。
  
  
その他にもなぜカラヤンがあんなに人気者だったのかやグールドが人前での演奏会から遠ざかり録音を残すことに執着した件など、多くの評論家もいろいろと書いてはいますが『そこまではっきり言い切るのはちょとね…』と思っているに違いないようなことを、ズバズバと言ってのけてしまうところがとても気持ちよいの。
  
なんというか、読む人におもねらず、他人からの評価など気にしないジコチュー音楽評論ぶりが私は大好き。
  
  
この本の中の『ショパン』は、以前たまたま購入した2014年発行の『文藝別冊「ショパン」』に掲載されたオリジナルを読んでいたことに昨夜気が付きました。
  
このときのこと、ブログにも書いていましたね。
『河村尚子ショパンプロジェクト』(2018.11.8)
  
2013年に始まった『クラシックの迷宮』を聴き始めてから「面白い人がいるな〜」と気になり始め、このインタビュー記事を読んでぐぐっとファンになってしまったのが2014年の末。
  
以来ずっと気になる評論家。
  
いつか水戸芸術館の館長になってくれたらなあ…と日々密かに念じています。
 
 
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弾く時間がないのに買い込んでしまった3冊【ピアノ用楽譜】

台風だというのに、車で1時間以上かかるショッピングセンターにお買い物へ。
  
楽器店の前を通った拍子にフラフラと楽譜を大人買いしてしまいました。
  
  
1冊はピアノを習ったことのある人なら誰もがご存知のこちら。


  
何十年かぶりに地道な指のトレーンングをしようと思い立ったものの、40年以上も前に購入した楽譜がボロボロすぎて開くたびに崩壊していくので買い直すことに。
  
当時のお値段はなんと300円。
  
表紙のデザインが新たになった現在のものは1,200円+税なり。
  
  
他には上の子のご要望でディズニー名曲集。

本人は弾かないのよ。
  
『ディズニーの曲って聞いていると幸せな気分になるじゃん。これが家の中で流れてたらうれしいから誰か弾いてよ』だそうです。
  
好きな曲が一番たくさん入っているコチラを選んだのですが、『上級編』というだけあって、実際に弾いて見ると譜面ヅラから想像するよりはるかに難しかった…。
  
ポップス特有のリズムとか、ジャズっぽいコードとか、おしゃれなアレンジが多くてね。でもこれがサラッと弾けたら楽しそうなのでちょっと頑張ってみるわ。
  
  
あとは下の子が大好きなヒゲダンのピアノアレンジ楽譜。
  
キラキラおメメでおねだりモードなので『ハイハイ、ワカリマシタ』と全部で5,000円越えの楽譜をお買い上げ。

  
それにしても全音の定番楽譜の値段は妥当としても、ディズニーはちょっとビックリ。
  
たった14曲でこの値段とは、おそるべし「ディズニー代」…。
 
 
 
帰宅して早速ハノンを弾いてみました。
 
かつては調を変えたりリズムを変化させたりしながら、様々な組み合わせパターンで練習をしたはずなのに、1番をハ長調、ヘ長調、ト長調くらいまで弾いただけで腕がパンパンに。
 
昔の自分、結構頑張ってたんだなあ。
 
  
  
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CA98ファーストインプレッション【KAWAI電子ピアノ】

先週注文した電子ピアノがやってきました。
  
CA98は裏側に饗板がついた構造のため、完全に組み上がった状態で箱に入って出荷。
  
饗板がないだけで性能は全く同じCA78になると、鍵盤部分と筐体がバラバラの状態で運ばれ納入先で組立るのだそうです。
  
  
重量は80kgですから重さだけなら大きめの冷蔵庫と同程度。
  
アコースティックのアップライトに比べればはるかに軽いはずですが、ごっつい肩ベルトを斜めがけにし男性2人が平行をとりながら慎重に運び込みます。
  
昔、実家にアップライトが運び込まれた時と同じ光景になんだか感動。
  
がっちりとした木枠付きの段ボール箱から出された本体は、かなりスリムでコンパクト。
  
USBを差し込む部分だけ後付けになっており、オジサンがドライバーでチャチャッと取り付け、椅子を組み立てて設置終了。
  
  
  
細かい使用感はのちのち書くことがあるかもしれません。
  
私の要望で選んだメーカーと機種でしたが、一番喜んだのはなんといっても下の子。
  
オンボロの76鍵キーボードをかなり使い込んでいましたからね。
  
学校から帰ってから夜中11時過ぎまでずーっと飽きることなくあれやこれやと弾いていました。
  
  
使ってみた第一印象としては、趣味でちょこちょこ弾く分には大満足。
  
一方クラシック音楽の道に進む可能性が少しでもあるならば、やはりアコースティックピアノのほうが良いですね。
  
音量の問題で電子ピアノを選ばざるを得ないのなら、せめてハイブリッドピアノをおすすめ。
  
アコースティックと同じアクションを使っているのがウリということで、タッチはかなり良い感じ。
 
ただ鍵盤を叩いた時の音の広がりという点では圧倒的な差を感じます。
  
弦を叩いた振動が拡散するのと、サンプリングした音がスピーカーを通して出てくるという差がこれほどまでに大きいとは….。
  
音量を上げている時はそうでもありませんが、音量を下げるとかなりデジタル感あり。
  
仕方のないこととはいえ、アコースティックを長いこと触ってきた人にとっては違和感があるでしょうね。
  
  
  
まあ我家の使い方と懐事情を考えると、これ以上を望むのは贅沢というもの。
  
宝くじにでも当たることがあったら、専用の防音小屋を建ててグランドピアノを置くことにしま〜す♪
 
 
 
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とうとう買っちまった…

ずーっと欲しかったKAWAIの電子ピアノを注文してしまいました。
 
小さい頃にちょっと習っただけの下の子が、大きくなってからも意外にもちょこちょこ弾いているのを見ると、うちの粗末なキーボーでは可哀想でね。
 
しかも学校の合唱祭の伴奏を引き受けるハメになったというではありませんか、
 
お宅にピアノがあって、長年ピアノを習っている子もいるというのに直前になっても誰も引き受けないのだそう。
 
みんなで押し付け合いになってしまい埒が空かないので『もういいよやるよ!』と啖呵を切ってしまったらしい。
 
実は2年前もまったく同じ経緯で直前になって引き受け、毎晩半泣きになりながら必死で練習していたの。
 
経年劣化で割れたプラスチックの鍵盤にサステインペダルもない安〜いキーボードでね。
 
そのときもかなり悩んだのですが、実家にアップライトピアノがあるのに電子ピアノを買うことにどうしても抵抗があったのと置き場所の確保ができなかった。
 
 
 
でもね、今回はもう決めた!
 
この機会に買わなかったらもうずっと買うチャンスはない。
 
実家のアップライトを運んでくるという選択肢もあったのだけれど、30年以上ほったらかしのピアノを調律したらいくらかかるのか….。
 
きっと中身も酷いことになっているだろうから、見積頼んだらきっとあちこち手を入れることになるのは目に見えているしね。
 
運ぶにしても専門業者探して見積とって日程合わせて…なんてやっているうちに合唱祭に間に合わなかったら意味ないし。
 
 
 
頼んだのはカワイのCA98(さすがにAmazonではなく個人の楽器店にお願いしました)。


 
本物に近いタッチと音が欲しかったのは私のこだわり。
 
ときどき無性に弾きたくなるんだよね。でもプラスチックのパカパカのタッチではちっとも楽しくないのだよ。
 
もちろん生ピアノのほうが良いのはわかっちゃあいるんだが…。
 
 
 
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