30年以上も使い続けた台所の水切りカゴ。
昭和末期の香りが漂う赤いプラスチック製のそれはオットが独身の頃から使っていたもの。
最近では黒いカビが目立ってきて、塩素系の漂白剤に浸けても完全に綺麗にはならなくてね。
買い替えたいなあと思いながらも、なかなか気に入ったものが見つからず、見つかっても値段に躊躇してしまい何年もが過ぎてしまっていました。
上の子には『お願いだから買い替えてくれ。私がお金払ってもいいから。』とまで言われる始末。
ずーっとラ・バーゼのステンレスカゴが欲しかったのですが、数年前のモデルチェンジで我家の流し台にはうまく納まらない仕様になってしまいました。
その後ようやく見つけたのがこちらのもの。
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材質・デザイン・寸法については、記載スペックと写真を見る限り理想的。
購入者のレビューを読みマイナスポイントをチェックしてみると、次の3点がかなり気になるところでした。
1.水受けの水が流れ切らずに溜まるので水滴の痕が残る
2.カトラリーを寝かせて置くタイプなので水切れが悪い
3.側面のワイヤー間隔が広く、小皿やタッパーの蓋など薄っぺらいものが滑り落ちる
自分の望みの仕様と上記のマイナスポイントを天秤にかけて1年以上迷っていましたが、使い方の工夫でなんとかなるのでは…と購入を決心。
今の汚いプラスチックカゴを毎日目にするストレスと比べたら、3つとも些細なことだからね。
で、使ってみた写真がこちら。
気になっていたマイナスポイントですが、水受けの角度はどんなに急にしたところで水滴が残るのはどうしようもないと気づきました。
水の表面張力考えたら車のフロントガラスほどの角度があっても自然に流れ切ることはあり得ないんだもの。
ステンレスに白く痕が残るのがイヤならこの手の製品は使えないということ。もしくはガラコでも塗ってみるかだわね。
2番目の箸置きについては、箸のお尻をカゴの縁に引っ掛けて斜め置きにすることで問題は感じていません。側面からスルリとすべり落ちるかと思いきや、箸先がワイヤーにうまく引っかかってくれるので今のところイライラはしていません。
3番目についても、薄い皿や蓋のようなものは側面に立てかけて置いていくのでやはり問題なし。
洗い物が大量になった時に、積み上げすぎて横滑りしないようにすることの方が要注意ポイントかも。
数日使ってみた感じでは、メリットの方がはるかに大きかったです。
まずはワイヤーが端から端まで縦に細かく並んでいることで皿が立てやすい。
ものによっては自立はしないけど、縁を引っ掛けて他のものにもたせかけるようにすれば洋皿だけでなく深さのある食器も斜めにできるので水がキレやすいの。
側面が塞がれている箱形の水切りかごに比べて、全体がワイヤー製なので空気の流れがよく乾きの早さは想像以上でした。
ワイヤーもしっかりしていて日常使いで変形するようなことはなさそうです。
ル・クルーゼのような鋳物の重い鍋を置いたらさすがにたわむかもですが、そのような重い鍋を水切りカゴにおくことはないのでね。
一番気になっていた横置きのカトラリーも風通しの悪い縦型よりはむしろ乾きやすいくらい。
この箸置き部分には、水筒の蓋やお弁当グッズなど細々したものをちょいと置けるのも便利なところ。
見た目がすっきりとして流し台の周辺がとても広くなったように感じるし、私にとってはいいことづくめの製品でした。
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