NHK-FMで日曜午後に放送されている『きらクラ!』。
ふかわりょうさんとチェリストの遠藤真理さんのトークが楽しくて大好きな番組でしたが、なんと来週で最終回(泣)。
クラシック番組でありながらちっとも堅苦しくなく、オリジナルの楽しいコーナーが満載。
その中でも好きなのが『BGM選手権』というコーナー。
有名な小説の一部分や落語の一節がお題として紹介され、リスナーから寄せられるクラシック曲の中からピッタリな1曲を充てるという試みです。
リスナーから寄せられた曲をいくつか選んで放送してくれるのですが、どれもこれも『なるほど〜』という選曲。
みなさんたくさんの曲を知っているだけでなく、引き出しから物語に合うものを選び出してくるのが本当に上手で毎回唸らせられます。
来週最終回のお題は、なんとスーザン・バーレイの『わすれられないおくりもの』という絵本。
私も大好きな一冊。高学年の読みきかせにもたびたび登場させていた絵本です。
しかも今回の『BGM選手権』、絵本の一部を取り出すのでなく全編がお題になっています。
全体のストーリーを8ブロックに分け、各場面に合わせた曲をそれぞれ選んで全編を完成させるのだそうです。
前に『泣いた赤おに』全編で同じような取り上げかたをした回があって、とてもとても印象に残っています。
今日の放送でもリスナーのリクエストでこの回が再放送されていました。
うーん、泣ける。切ない。
よく知っている物語なのにBGMの付け方でこんなにも印象が変わってくるのかと音楽の力を再認識せずにはいられません。
今回のお題となっているこの絵本は【別れ】がテーマでありながら湿っぽくはなく、去って行く人との楽しい思い出をたくさん胸にかかえて生きて行こうという気持ちになれるお話。
来週、どんな曲が集まってくるのか本当に楽しみだわ〜。
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