今ホットな話題の持続化給付金問題。
6月8日に開かれたサービスデザイン推進協議会代表と電通の会見も途中からですが見ましたよ。
サ推協の方でメインで受け答えをしていた方は説明が上手で、ふむふむなるほどと思いながらついつい最後まで見ちゃったわ。
この団体の設立経緯や役割などの説明を聞くと『実体のないトンネル会社』とは違うように理解しました。
実際の仕事の大部分をまるまる電通が再受託していることについても、数兆円規模の預かり金を一民間企業の貸借対照表に載せるのは不適当と判断したことや申請者への通知書類の差出人が『電通』というのもまずかろう、などという理由から直受けしないという話も頷けました。
となると、結局何が大きな問題なのかがイマイチよくわかりません。
例えば、大きな公共工事でもいくつもの企業がJVを作りさらにそれぞれの会社から下請け孫請けとなっていく仕組みや、映画の『◯◯制作委員会』と同じではないの?
元請けが自分達の取り分を引いて下受けに出すっていうのは、世の中で普通に行われているんだよね。
人が動けばカネは必要だし、クライアントから流れてくる様々な要求をいったん受け止め、チームのメンバー(会社)に振り、全体をコントロールするという仕事はタダではできない。
『大きな政府』だった頃はそれをこなす役人がいたのだろうけれど、今ではその部分をサ推協のような一般社団法人が引き受けている、ということではないの?
降って沸いたような巨額の給付金事業をミスなく遂行できる企業がそうそうたくさんあるとも思えないしなあ。
そもそも入札仕様書作って一般競争入札して、受注が決まってから給付業務の仕組みを整えて….なんてやってたらお金が渡るまでにすごく時間かかっちゃうし。
殺到する膨大な件数の申請書&添付書類をチェックして間違いなく振込作業をするなんて、想像するだけでも大変な仕事。
それこそ『税金』だから、いい加減な添付書類をスルーして間違った振込作業したらそれも問題だよね。
最初にこの問題が浮上した時は私も怒り沸騰してたけど、先日のサ推協の会見を見たらとりあえず疑問は解消。決算書や定款の件についても説明を聞いてなんとなく納得しちゃった。
差額20億円の使途についてはもう少し詳細に知りたいけど。
これって上手な説明にうまく丸め込まれただけ?
だれか教えて〜!
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