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『おさがり』って失礼?



若いモデルさんが、インスタグラムで使った『おさがり』という表現が炎上しているという記事を読んでびっくり!


おばあさまからいただいた時計のことだったようですが、

「心を込めて譲られたものならお下がりとは絶対に言わない。失礼の極み」



だそう。




『おさがり』って年長者が使っていたモノを年下の人にあげるときに使うケースがほとんどですよね。


ですから、もらった側が『お下がりでいただいた』というのはへりくだった言い方だと思っていたのでちょっと驚きました。




『おさがり』という言葉は、もともと神仏に備えた食べ物などを下げたものを指すそうですからこの感覚は間違ってないと思うのですが、『失礼の極み』と感じる方もいるとは…。気をつけなくちゃ。








最近では「末っ子なのでお下がりばかりで悲しい…」とか「好みに合わない服をお下がりされても困る…」とか、『お下がり』という行為自体があまり歓迎されなくなってきているのかもしれませんね。





品質はそこそこでも新品がよいか、お下がりでも品質の良いものを選ぶかは人それぞれだと思いますが、私はだんぜん後者(もちろんモノにもよりますけど)。


特に子ども用品は使う期間が短いのでお下がりはありがたく使っていましたし、同じ感覚を持った友達同士ではあっちへこっちへしょっちゅうモノが移動していた記憶があります。


新品だったら手が出ないような高品質の子供服が廻ってきたときは結構嬉しかったなあ。









近ごろは、高額なモノをお下がりされたとき『譲り受ける』を使うことが多いようですね。



『譲り受ける』だと金銭の授受があっても使えそうだし、あげた・もらったというより所有者(権)が移動したというような印象なんですよね。




『譲る』と『受ける』だから目上(年長者)から下へというニュアンスもないしね。



おばあさまが使っていた時計をお孫さんがもらったことの表現として『お下がり』、いいんじゃないの?



というのが私の感想ですけど、どうなんでしょうか…。






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