昨日の記事に茨城県オリジナル米『ふくまる』の話を書きました。
みなさま、今年の新米はもう召し上がっていますか〜?
我家の新米シーズンは茨城県オリジナル品種の『ふくまる』で幕があけました。
普...
『ふくまる』の系統をちょっと調べてみようと思ったのですが関係する品種が多すぎて面倒になり『結局はコシヒカリ』の子孫達の掛け合わせなのね』で納得して終了。
いろいろな品種を掛け合わせながらよりよいものを見いだしていく品種改良ですが本当に気の遠くなる話ですよね。1年に1回しか結果が出ないんだもの。
育てやすさと味や形のバランスをとった農産物品種の開発は全国各地で行われていて、ホントに日進月歩。
遠方に住む知り合いから目新しい品種をいただくことも増え、かつてはおいしいお米の生産は無理だと思われていた北海道から届いた『ゆめぴりか』のおいしさに驚いたこともあります。
果物や野菜の世界でも同じなのでしょうね。こちらはスーパーに並んだものを無意識に買っているだけですが。
これだけ多品種が次々と開発されている背景として、近年の猛暑や台風の大型化など気候変動への対応、減農薬が可能な病虫害に強い品種への要求などがあるようです。
味はもちろんのこと、農家が作りやすい品種というのも大きな課題なのですね。
かつてはコシヒカリと並ぶ人気品種だったササニシキは、台風で倒れやすかったり冷害に弱いという理由で消えてしまったそうですから、もしかしたらコシヒカリもいずれ消えてしまうのかも。
そんなに様々な品種を口にしたわけではありませんが、今のところ私にとってのダントツはコシヒカリなのでちょっと心配だったりします。
農村地帯で暮らすようになって20年近くになりますが、それまでは全く知らなかった農業についての課題や側面を見聞きするようになりました。
消費者と生産者、両方の立場を行ったり来たりしていると面白い面もありますが、その感覚のすれ違いぶりに暗澹たる気持ちになることも。
消費者の立場だと『安心安全でおいしい農産物』作って欲しい(しかも安く!)なんて気軽に言ってしまうけれど、農水産物や畜産品は工業製品のようにはいかないのよね。
これを当たり前のこととして生産者へ要求していると5才のチコちゃんに叱られちゃうよ〜、と思っています。
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