ラテンビート映画祭がオンライン配信中。



今年で17回目の開催となる『ラテンビート映画祭』


11/20日(金)から12月13日(日)まで開催されています。



コロナの影響で初のオンライン配信。


例年よりも多額の資金が必要となりそうということでクラウドファンディングが行われていたので、金額はごく僅かですが協力させていただきました。


クラウドファンディングの募集はもう締め切られていますが無事目標額を達成できたとのこと。


そのリターンとして頂いた上映作品無料視聴権で『老人スパイ』を昨夜鑑賞。


いや〜、オンライン映画いいね!!ビール片手に好きなものをつまみながら好きな時間に見られる。


好きなタイミングで一時停止して途中トイレ休憩もとれるしねえ。





さて肝心の映画ですが、内容は「老人ホームに入居している母親の様子を偵察して欲しい」という依頼を受けた探偵事務所が、素人老人を雇い実際に入所させ中の様子を探るというもの。


実際の撮影も、スパイとは明かさずに実在のホームで行われのだそうです(もちろん撮影の許可は取得)。




予告編からはちょっとコメディータッチのイメージを持っていたのですが(導入は確かにコメディー風味満載)、話が進むにつれて入居者の様々な事情が見えて来て、『老い』や『家族との関係』について深く考えさせられました。





【以下、若干ネタバレです。】


スパイとして送り込まれる主人公は妻を亡くしたばかりの老人セルヒオ。寂しさを紛らわせ新たな生きがいを見つけたいとこの珍しい求人に応募します。


事務所への報告のために慣れないスマホの使い方を覚える様子は高齢者あるあるで微笑ましい。


彼の仕事は依頼者の母親がホームでどのような扱いを受けているのかを知ることのみなのですが、物珍しさもあってかホーム内の様々な様子を報告。


任務の途中でも、雇い主からは余計なことは挟まずに依頼されたことについて詳細に報告するよう何度も求められ…。


最初こそ『任務』に忠実に仕事をこなそうと努力したセルヒオですが、ホームで暮らすうちに入所者達の抱えるものに触れその悲しみやつらさを分かち合うようになります。


自立した暮らしや愛する家族と会えることの幸せを改めて感じるようになっていくの。



そして、このホームで暮らす人々の抱える一番大きな問題は家族同士のコミュニケーション不全や不信感からくる寂しさなのだと気付き、探偵事務所への最後の報告書にその想いを綴ります。


依頼者にもぜひそのこと伝えてくれるようと報告書を締めくくり、3ヶ月の『任務』を終えたセルヒオは迎えに来た娘や孫達とホームを後にします。

家族と幸せそうに連れ立ってホームを去るセルヒオと、それを見送る入居者のコントラストが印象的なラストシーンでした。







私自身、先日久しぶりに実家を訪ねたタイミング。


オットの実家でも義母の様子が変わりつつあったりと、年老いた親達について考えることが多くなってきています。


一緒に見ていた下の子にはあまりピンとこないようでしたが、私にとってはとってもタイムリーな映画でした。


人生の終盤をどのように過ごすのか、老いた親のことだけでなく自分の老後にも想いを馳せているとちょっと切なくなる。


一方で切なさだけではなく、微笑ましさと温かさの入り交じった、なんともじんわりとした気持ちになれる素敵な映画でした。






ところでこの映画、音声はスペイン語で英語と日本語の字幕付き。


予告編ではどれも日本語の字幕が付いていなかったので、なるべく理解しやすそうなものをと考えながら選んだのですが、ちゃんと日本語字幕がついていたのでした。



無料作品選びですごーく迷った幼児虐待を巡る裁判ものの映画、予告編では会話が英語で字幕が付いていなかったのでひるんでしまったのですが、日本語字幕がついているなら大丈夫だったかな。



1本1,000円なので、こちらは有料視聴してみようかしらと思っています。


これまでは東京の映画館でしか見られなかった『ラテンビート映画祭』、今回オンライン上映となったおかげで田舎住みの私も初めて鑑賞することができました。


今年はかなり社会派な内容になっているようで私の興味関心のあるジャンルが盛りだくさん。


1,000円で家族皆で楽しめちゃうのもなんだかすごくお得な感じね。


もちろん映画館のスクリーンで見られるのがベストなのでしょうが、時間とお金に限りのある身にとって自宅で気軽に見られるのは本当にありがたいことです。



コロナが納まった後は映画館とオンライン両方で開催されるとベストだね。








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