高校2年生の下の子が『学校行くのやめるわ』と言い出しました。
同世代の集団の中にまみれて通学する、というのがイヤでたまらないらしい。
勉強もキツイ、部活に燃えているわけでもないタイプなので、親にしてみたらとうとう逃げるのか..と思わないわけでもない。
1年生の頃は楽しそうに過ごしていたし、とくにいじめられるとかソリの合わない子がいるというわけでもないらしい。
理数科目が苦手すぎて授業がつまらないというのはあるけれど、勉強そのものが嫌いなのでもない。
よくよく話を聞いてみると、昨年春のコロナ休校のときの経験がキッカケのようです。
家で自分のペースで勉強するってこんなにラクなんだ、と思ったんだって。
制服や髪型までうるさく決められて、決められた時間割で一方的に授業を聞かされる『学校』システム。
早起きをして女子高生仕様の鎧に身を包む作業に時間を費やし、寒かったり暑かったりの中行く先が苦痛な場だったら、まあ萎えるわな。
もともと小さな頃からきまった形で何かを学ぶのが嫌いなタチですから、通信制高校という選択肢を知ったらいてもたってもいられなくなっちゃった、というのが正直なところのようです。
でもねえ、自分ですべて管理しなくてはならない通信制の大変さをハハはよ〜〜く知っているぞ。
さらに大学に行くとなったら、今の高校をこのまま終える方が格段に有利なんだぞ。
自分の怠け心と闘いながら過ごすツラさと重い鎧を着て通学するツラさ、どっちを取るか。
本人はもちろん今のツラさから逃れることができれば、大抵のことは頑張れる!…と思っている様子だし、逃げるという後ろ向きな選択ではなくて、残り1年を機嫌良く過ごすための選択だと言うのです。
大人にしてみたら『あとたった1年のガマン』とも思うのだけど、本人にしてみたらあと1年もこんな気持ちで過ごすなんてもったいない』と。
学校の担任にも本人なりに気持ちを伝えているようだし、親としても答えはほとんど出ているのだけれど、やはり気持ちは日々揺れています。
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