ムスメの面談で学校に行ってきましたよ。
担任の先生は個人面談などで数回お話したことがあります。
若くて感じの良い方で、相手の話を丁寧に聞き的確な反応をしてくれるという印象を持っていました。
このところムスメの話を何度となく聞いて下さっていて、本人の思いや親の考えもだいたい把握していただいている状態での面談です。
通信制高校に転校した場合のデメリットやどのような形での大学進学になっていくのかなど細かく調べて下さっており、親の気持ちに共感しながら丁寧に説明して下さいました。
ざっくり言えば、既に目にしている情報であり親も本人も重々覚悟が出来ている内容ではありました。
ひとつだけ抜けていた視点が、今年度から新たに適用されている大学入試改革の最新情報のこと。
上のムスメの時の経験から想像していたよりもちょっと厳しいなあということが何点か。
それでも、本人の頑張り次第でいかようにも出来る範囲です。
担任の先生はムスメや親の考えを十分に理解して下さり、このような選択をしたくなったムスメの気持ちにも共感し寄り添って下さったのがとても嬉しかったです。
ところが。
途中で学年主任が登場。
教科を受け持ちでもない先生で全く接点がないから子どもの情報を持ち合わせていないのは仕方ないにしても、名前さえうろ覚えなのはちょっとカチンときちゃったよ。
このような問題が起きた場合、担任は学年主任に話を通さなくてはなりませんからどこかのタイミングで面談せざるを得ないにしても、担任からロクな情報も得ていないのは明らか。
正論・一般論をただただ喋りまくるだけで、目の前の生徒には的を得たアドバイスにちっともなっていないの。とても気分が悪かったです。
こちらは通信制高校に転校した上で大学進学となった場合にどの様な流れになるか、徹底的にシミュレーションし本人とも対話を重ねているというのに。
『お前にウチの子の何が分かるんじゃい!!』とノドまででかかりました。
就職、資格、将来の賃金、そんな話ばっかり。大学についても将来の就職を有利にする手段くらいにしか考えていないのね。
なぜ通学したくないのか、オンラインで学ぶことを選ぼうと考えたのかなど、こどもの話を聞いているようでいて全く聞いていない。
『将来の夢や目標は何なの?』と聞かれ『今はまだありませんっ』と意地になって応じたムスメ。
『だいたいの人間楽な方に流れるのものだからねえ。何も目標がないんではねえ…』と、できるだけ当たり障りのないように気をつけてはいたけれど
<そんなヤツが通信制に乗り換えてしかも大学進学だなんて無理に決まっているだろ、アホかお前は>
と思っているのが顔にありありと現れているんです。
専門高校(商業・工業・農業・水産など、職業に直結する高校)の先生ってこんな感じなのか、と思い知ったよ。
『高校生のうちからこんなことを考えているなんてと正直驚きました。むしろぜひ大学に行かせてあげたいです。』と共感してくれる担任の先生のほうがむしろこの学校では異色なんだね、きっと。
学年主任が出て行ったあとに、担任が『なんだか逆効果になっちゃったね、ごめんね』と慰めてくれたほど。
生徒の半分以上が就職希望で4年制大学への進学者は2割程度、地域で『就職に強い』ことで人気の学校。進路や将来の目標について考えさせるようなキャリア教育について普通科高校に比べて格段に熱心なのは当然だよね。
こういう校風というか学校全体の空気もムスメにとっては息苦しくてイヤなんだろうなあ。
そういえば過去にこんなことも書いていましたね。
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