夏休みも半分が過ぎましたねえ。
ドリルとワークブックしか終わっていないうちの小学生。
今年は手も口も出さないと決めていたのですが、読書感想文がどうにもこうにも重荷になっているようなのでとうとうヘルプに出ることに。
私『どの本で書くの?』
だまって読みかけのハリーポッターとアズカバンの囚人(3)を差し出す子ども(既にだーだー涙を流している)
私『(え〜?これで書けるんかい!)』と心の声を押し殺し
『今一番面白いの、これなんだもんね。じゃあ先生にどんなところが面白いのか教えてあげるつもりで、気に入った場面に付箋を貼りながらよんでごらん』ととっておきの3Mフィルム付箋を貸しました。
それから、A3の白い紙を渡して『いいなあと思った言葉や表現を、殴り書きで良いからこれに書いておいてごらん』と付け加えます。
既に午前中が終わりそうですが、今日一日でどこまで進むことやら….。
最近つくづく思うのは、文章を書くための技術は小さい頃からのトレーニングが必要だということ。
子どもに『何でもいいから自由に書いてごごらん』なんて言う大人は無責任
だと思うのです。
作文が苦手な子ほど『自由に好きなこと』って何?何をどう始めればよいのって思っちゃう。自分自身今でもそうですからね。
テクニックというと言い方が悪いのかもしれませんが、文章を生み出すためのコツのようなものがあって、それを習得しているかどうかが作文のハードルの高さを決めるような気がしています。
頭の中でもやもやと渦巻いている感覚を言葉という形にするのが第一のハードル。なんどかその経験をすると、水道の蛇口をひねると水がジャーっと出てくるように言葉が出て来るときの感覚がわかるというか。
言葉が形になって出てくれば、文章につなげるのはなんとかなるような気がするので、まずはこの第一ハードルをなんとかクリアしなくては。