NHKニュースで知ったこちらのクラウドファンディング。
あなたが人生で出会った最高の一冊を児童養護施設に届ける『JETBOOK作戦』。参加者1万人を目指して挑戦しています! - クラウドファンディング READYFOR
「その本の数の人が応援してくれているんだよ。自分を気にかけてくれる人がたくさんいるよ。人を頼っていいんだよ。」に賛同して私もポチッと。
昨年に引き続き2回目のプロジェクトだそう。過去のプロジェクトで届けた本棚の写真を拝見してちょこっと気になったのは、複本が多くジャンルも偏り気味なこと。
「支援者のこれまでで出会った本の中で最高の1冊を届ける」は素敵なアイデアなのだけれど、それに拘り過ぎると重複する本が多数出るのは想像に難くありません。
ジャンル的にも1類(哲学・思想・宗教系)や9類(文学)に偏りそうだしね。そして大人が『こどもに読んでもらいたい本』ってどことなく説教臭かったり気持ちの押しつけ感が出てしまいがちなのも気になる。
子供たちはそのニオイをちゃんと嗅ぎ分けるし、いったんそれを感じるとなかなか本を手にとらなくなってしまうという残念な循環に。
子ども時代の読書って、本の世界に入り込んで自由な気持ちで楽しむことが何より大事だと思うの。
『役に立つ読書』を求めすぎないことと大人の気持ちの押しつけにならないよう、図書の選択については本と子どもを繋ぐ専門家に助言を仰ぐことをお勧めしたい。
活動の主旨とは少しずれてしまうかもしれませんが、できるだけ多彩な本と出会えるような本棚にして欲しい。
せっかく集まった資金ですからね。
そして図書館好きとしては「ひとつの施設に100冊の本をプレゼントして終わり」ではなく、学校や公共の図書館を利用できるようバックアップしてあげたい。
古い名著から最新の本までよりどりみどりで読めますし、公共図書館では設置されたPCでインターネットを使うこともできますからね。
近くに公共図書館があって自由に通える環境だとよいのだけど、地域によっては小学生が自分の足では行けないようなところも多いと思います。
だからこそ学校図書館が大切なのだけどねえ…。
本は1冊1冊が広い世界への窓。ひとりでも多くの子供たちが本とお友達になれますように!
子育て・教育のしゃべり場
図書館
司書
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