最近ホットな話題の『生理の貧困』。
貧困が理由で生理用品が買えないってのは切ない話だね。私の住む自治体でも現物寄附を募って配ったというニュースがありました。
首都圏に住む大学生の女性は、ここ数カ月、生理用品を切り詰めている。 「コロナでアルバイトが減って、数万円の収入がなくなった。何を減らそうかといったら、その一つがナプキンだった」 生理痛が重く、鎮痛剤…
15日朝。東京都豊島区役所の窓口を次々に女性が訪れ、茶色い大きな紙袋を受け取っていった。ハートを抱いた女性のイラストが描かれた紙袋の中には、生理用品が入っている。 「コロナの影響で仕事がなくなって、…
…が、正直言うとこの社会の動きに私はとっても違和感を持っています。
食品を配る活動とかもあることだし、この活動そのものが悪いわけではないのだよ。目の前で困っている人にまずは緊急的に手渡すというのももちろん大切なことだと思うので、それはそれ、これはこれ、と思って読んで下さい。
違和感のひとつは生理用品に焦点を当てすぎることのあやうさ。
『お金がなくて生理用品が買えない』に焦点を当てすぎて『じゃあ配ればいいのね』で思考停止してしまったら意味ないよね。
問題なのは『生理用品を買うお金がない』ことではなくて生活必需品を買うことにも困窮する貧困そのものなんだから。
ナイスアイデア、と思った記事。
経済的な理由で生理用品を買えない「生理の貧困」。子どもたちが人目を気にせず支援を受けられるようにと、学校のトイレの個室に生理用ナプキンを置く取り組みが始まっている。ある自治体では、女性市議たちが結束…
何らかの問題を抱えている家庭で親に生理用品が買ってもらえない子も、少なくとも学校に行きさえすれば誰に遠慮することなく清潔なナプキンを使えるんだもの。
むしろ生理用品なんて全ての女性トイレに置けばいいじゃん。学校だけでなく、公共施設はもちろん駅やコンビニ、ショッピングセンターでもトイレットペーパーと全く同じ扱いにすればいいと思う。
今の日本でトイレットペーパーの置いてない公衆トイレってないよね。
店舗や屋内施設はもちろん、公園のような屋外の公衆トイレにもほぼ100%置いてある。
昔は学校も駅もトイレットペーパーの置いてあるトイレなんてほとんどなくて、必ずティッシュ(私が小さかった頃はチリ紙を折り畳んで)を持ち歩いていました。
水洗トイレが普及し始めると、水に溶けないティッシュは排水を詰まらせるので良くないってことで『水に溶けるポケットティッュ』なるものが発売されるようになったのよね。
トイレ以外の用途では溶けると困るので溶けないティッュも持ち歩くわけで、トイレで使うための『水に溶けるティッュ』と2種類バッグに入れてたものですよ。
昭和も終わり、平成〜令和と気がついたらトイレットペーパーの置いていないトイレはすっかり消えてしまいました。
駅はもちろん、屋外の公衆トイレにまで予備のトイレットペーパーが置いてるなんて素晴らしい世の中だね。生理用ナプキンだって同じ扱いにすることは難しいことではないはず。
まずは大手スーパーチェーンとかコンビニ、公共施設で始めたらどうでしょうね。
家庭で使うのは、って?。
生理用品がトイレットペーパー同様生活に不可欠の衛生用品であると考えれば、今の日本でトイレットペーパーも買えないほどの貧困そのものが問題。
もはや『生理』目線で語っている場合ではないでしょう。
もうひとつモヤモヤするのは、生理用品に生涯で◯万円もかかるんだから男の人に比べて不公平! って言う人がいること。
そういう論理で生理を語るのはちょっと逆効果だと思う。男の人特有の出費ってのもあるでしょうから、そんなこと言ったらブーメランが返って来ちゃうよね。
持病や体質によっても人それぞれぞれ不可欠な衛生用品への出費はあり得ること。生活に最低限必要なものを買うお金に困っていることが問題なのであって、必要以上に『生理』に焦点を当てすぎるのはやめた方が良いと思うの。
生理用品を軽減税率の対象にしましょう!っていう運動を立ち上げた学生さんの記事を今朝読んだのだけれど、本来なら、生理用品はもちろんのことトイレットペーパーや石けん、絆創膏だったりガーゼや包帯などの衛生用品、おむつなども軽減税率の対象であるべきだと思う。
うまく言えてない部分もあるかもしれないけれど、『生理の貧困』
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