昨日の午後に再放送されていたNHK-Eテレ『ウワサの保護者会』。
テーマは、最近『教育虐待』とも言われるようになっている行き過ぎた親の押しつけ教育についてでした。
親としては子どものために「よかれ」と思ってしていることなのに、エスカレートすると子どもの心を傷つけスポイルしてしまうというもの。
番組では2組の親子の例がVTRで紹介されていました。
『よい学校』へ行かせることが親にとっての最大かつ最良の目標となり、本人のキャパシティーを越えるほどのお稽古ごとや勉強を強いてしまったケース。
お母さん自身の不安や期待など複雑な心理状態が子どもへの過剰な働きかけにつながってしまうことが多いようです。子どもの気持ちに気付くタイミングを逸すると不登校や引きこもりの原因になってしまうのですね。
番組内では特に言及されていませんでしたが、2例とも【母と息子】というのが私にはちょっと気になりました。
やりすぎ教育の話からは少しはずれますが、周りのママを見ていると男の子はママの小さな恋人なんだなあ…と思うことがしばしば。
我家は女の子しかいないので、このテの話題では『女の子はしっかりしているから、親が手を出す必要がないのよ』と一蹴されてしまうのですけどね。
幼い頃は忘れ物が多かったり、服を汚す・ケガが多いなど『ママの世話焼き熱』が高まるのは圧倒的に男の子ですが、落ち着いてくる小学校高学年、中学生、高校生になってもその傾向は変わりません。
私の世代に限って言えば、世帯所得が高く時間的余裕のあるお母さん(多くは専業主婦)ほどこの傾向は顕著。
私の友人たちも例外ではありません。
俯瞰的に物事をとらえ、多くの社旗問題・教育問題に真っ当な意見を持つ極めて聡明な彼女たちでさえ「大学生、社会人の息子にそこまでするの?」と私には過干渉とさえ思える関係に驚くことがよくあります。
高学歴で優秀なお母さんがこどもたちの教育を一手に引き受け、進学・就職を徹底的にサポート。一人暮らしを始めてからもあれこれ細かく世話を焼いているようです。
まだ世間話の域を出てはいませんが、彼らの婚活にもあれこれと口を出しそうでちょっとコワイよ。
年頃のムスメを持つ身としては、こんなに母親の影響が強い男の子と結婚したら苦労するよね〜と本気で思ってたりします。
ちょうどこんな本が話題になっているようで、早速図書館に予約。
「母と息子」の日本論
息子がいない私には永遠に理解できないことなのだろうと思うとちょっと残念。息子と娘の両方を持ってみたかったなあ。
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20歳以上の子どもを持つ親のつぶやき
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