あのトヨタまで怒らせてしまった名古屋市長の【メダル齧り】。
表敬訪問の際のやり取りを文字に起こしたこちらの記事を読んだら、【メダル齧り】も然ることながら発言全体が下品で改めてトホホな気分です。
相手が体操の大橋大輝選手だったら?。
柔道のウルフ・アロン選手だったら?。
ソフトボールの上野選手だったら?。
野球の稲葉監督だったら?。
同じことをしたのでしょうかね。こんな軽卒な発言をするのは、相手が女性であり、かつ若い選手だったからではないかしら?
今回の件について批判がここまで燃え上がったのも、この市長さんの他人へのリスペクトの欠如、特に年下や女性への舐めた態度に大勢の人がカチンときたからだと思うのです。
ちょっと逸れるけど、この記事のタイトル『大人の対応』っていうのも疑問。
表敬訪問の会話が最初から最後までこんな調子だったのかは分かりませんが、市長の失礼な態度を笑って流すしかなかった後藤選手の態度が『大人の対応』?
「オジサンのおふざけに目くじら立てるなんて大人じゃないね〜」って声が聞こえてきそうだけれど、この感覚こそがセクハラの起きる構造。
ジェンダーやフェミニズムの問題って声を大にして叫ぶと逆効果なこともあるから大上段に構えて語るつもりはないのだけどね。
常に関心を持ち、自分自身がジェンダーバイアスから逃れるよう感度をアップデートし続けることが大切だと思っています。
私の嫌いな(笑)このタイプのオジサン達を叩くだけでは解決にならないし、誰の心の中にも無意識のうちに刷り込まれているであろう価値観だからね。
昭和の古い価値観で育ってきた私たち世代がもっともっと敏感になるのが大事かな〜って思うよ。
このような記事⇩を読むことで、自分でも気がついていなかった刷り込みに気がつかされたり、モヤモヤしていたことの核心を明らかにしてもらったりする日々です。
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