昨日は頭に血が登って随分と攻撃的なタイトルの記事を書いてしまったよ、反省反省。
デジタル庁事務方トップに内定した石倉洋子さんの話ね。
この年齢の女性でこの経歴にあるような仕事をなさってきたということは、多くの修羅場や高い壁を数えきれないほど乗り越えてこられたはず。
それなのに「固い鎧をまとってバリバリと闘い続けてきた!」なんて雰囲気を全く感じさせないし、誠実で建設的な方なのだろうなあという印象。
仕事ができる上に人望もおありだろうなと想像しました。
それをね、『72歳のオバアチャンにデジタル庁のリーダーなんて無理無理〜』と揶揄する表現に心底ガッカリした気持ちだったのです。
緒方貞子さんや村木厚子さんもそうですが、女性で大きな組織のトップとして活躍された方を見て思うのは『男性』と闘わないということ。
目的達成のためにネゴシエーションする相手を性別や年齢などの属性で見ないと言ったらいい?。
男性の多い世界(組織)で働こうとすると、人数的な割合から考えれば闘う相手が中高年の男性になってしまうことが多くなるのは当然だからね。
そこを相手の属性ではなく相手のタイプに合わせて必要なネゴシエーションを淡々とするっていうのが実は大事なのではなかろうか…と思ったわけです。
今さらなんですけどね。
私がついつい『オジサン』とカテゴライズしてしまう60〜70歳付近の男性も、あのイヤ〜な態度を取る人ばかりではないのだから、気をつけないといかんな。
わかっちゃあいるのだけれど、いかんせん他の年代・性別とは比べ物にならないほど典型的な態度をおとりになる方の割合が多いのでついついね。
『72歳の女性』というのはITに疎いオバチャン、オバアチャンっていうのも、その割合が多いから他の属性の人から見たらそう評価されちゃうってことなんだろうけどね。
そういえばバイト先でパソコンがwifiにうまく繋がらない高齢男性ユーザーにいろいろとご説明していたら、『あんたなんかにわからないでしょうけどね、◯◯なんだよ!』と文句言われたっけな。
男性上司(私よりは若干年下)を連れて来たら、同じ説明をしているだけなのに即ご納得。しおらしくお帰りになったっけ。
あー、つまらないことを思い出してしまった。