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「むしろ、考える家事」って…?



良い意味で予想とは違った内容でした。



「頭を使って家事を効率化しよう!」 とか 「掃除・料理は化学だ!」 のような家事指南本ではなく、『家事』という仕事に対する自分の中のもやもやと向き合う山崎ナオコオーラさんのエッセイ。


レタスクラブに2018年1月〜2020年11月の間連載されていたものを書籍化したものということ。




さすが作家さんだねえ、言語化するのが本当に上手で『そうそう!!そのとおり!』と頷きながら読みました。


「家事をしている自分は停滞しているように思える」っいう感覚、とってもよくわかるよ。


そして、そんなイライラに対して出したナオコオーラさんの結論は『家事とは何か?』の章に凝縮されています。


外で仕事をしてお金を稼いでくる人だけでなく、家で家事や育児・介護をしている人もみんな社会を作っているひとり。


政治家や会社員や社長さんやお医者さんやお店屋さんや学校の先生やetc.という狭い意味での仕事をしている人だけが作っているのではないのだよね。


彼女の結論は【家事は、社会作りだ】ということ。


すごく飛躍しているように聞こえるけれど、実は全くそのとおりだって家事経験者なら誰もが納得するはず。










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