子どもが絵本を読まない年齢になり、学校の読みきかせボランティアも引退してしまったので近頃絵本に対するアンテナが鈍っています。
そんな折り、ふと図書館で目に入ったヨシタケシンスケさんの新刊。
泣ける。その場で涙がダダ漏れしそうで慌てて本を閉じました。
お母さんが息子の成長のたびに感じるささやかな感覚をユーモアたっぷりに描いているのだけれど、その中にとてつもない寂しさがあふれているの。
久々にヨシタケさんの繊細な感覚に触れ、子育てや教育のことなどをつらつらと考えていた週末。とあるwebサイトの中でちょっと古いけど彼のインタビュー記事を発見。
【美談を疑う子どもたち】ってさ、私だよ、オットだよ、うちのムスメたちだよ。
一杯のかけそば的ステキなお話に何か胡散臭さをかぎとって、そっぽを向いてしまうタイプ。まさにヨシタケさん言うところの【美談や理想をつい疑ってしまう3~4割の人】ですわ。
美談しかないと、どれもしっくりこない子や、「しっくりこない自分は悪い人間なのか」と思っちゃうかもしれませんが、「そんなことはないんだよ」と伝えたいです。
僕のような疑り深いマイノリティの子どもが、「だよね!」と思ってくれたらいいですよね。
こういう人が作るものだから、ドンピシャで共感できてしまうのよ、我家の面々は。
ヨシタケさん、人気者になりすぎちゃってアイデアの泉は枯れないのだろうかと少し心配していましたが、「ネタを見つけなきゃ!」というストレスを解消するためにイラストをいっぱい描いてしまうということなので、ちょっと安心?
次々と新刊が出るので追いかけきれなくなってしまい、最近はご無沙汰だったヨシタケワールド。
今年は自分へのクリスマスプレゼントに何冊か購入しようかな。
50代主婦日記
50代を考え暮らす
20歳以上の子どもを持つ親のつぶやき
読書日記、読書記録、覚え書
いつも応援ありがとうございます。
ポチッとしていただくと更新の励みになります。
↓ 読者登録もぜひ!
コメント
こんにちは、LEE様。
わわわ、、、そそ、まさに『一杯のかけそば』に胡散臭さを感じた少女時代でした!
中学の朝の朝礼で校長が『一杯のかけそば』の話を始めた時、こいつまんまと騙されてるなーと薄い大人だと思った厨二病学生でした(笑)。
グリコさま、こんにちは!
グリコ様もそちら側の方でしたか^^;)
我家では「この親にしてこの子あり」って感じで、ムスメたちが美談を疑いまくる人に成長してしまいました。
もう少し人の話を素直に聞く姿勢を持ってもよいのでは?と思わないでもありませんが(笑)
生活の見直しに励まれているご様子、楽しく読ませていただいています。
私の実家の様子などを見るにつけても、体力のあるうちに動かないとマズいよねぇとは思うのですが、これがなかなか…。