NHKの『映像の世紀』、4月から新シリーズが始まりましたね。このシリーズ大好き。
不定期なスペシャル番組だったのが、この春からは毎週月曜日放送されているようです。
1995年に放送を開始した「映像の世紀」の新シリーズ。蝶の羽ばたきのような、ひとりひとりのささやかな営みが、いかに連鎖し、世界を動かしていくのか?世界各国から収集した貴重なアーカイブス映像をもとに、人類の歴史に秘められた壮大なバタフライエフェクトの世界をお届けする。
同じ資料映像を過去にも何度となく使っているはずなんだけど、新しい切り口で見せてくれると「なるほど〜」と唸らされます。ひと粒で何度もおいしい♪ って感じよ。
先日は冷戦下の東ドイツで生きた3人の女性の人生とベルリンの壁崩壊や宰相メルケル誕生といった出来事が不思議な縁で絡み合っているというストーリー。
その前の回、アインシュタインのエピソードは科学の功罪と科学者の苦悩という話の組み立て。これもいろいろと考えさせらました。
どちらの回もオットと二人でテレビの前に釘付けで(笑)、お互いに「う〜む〜」と声にならない声で終止唸りっぱなし。
次回は100年前のスペイン風邪がテーマ。コロナパンデミックとどのように話が繋がっていくのか楽しみだわ。
一羽の蝶の羽ばたきのような小さな出来事が連鎖反応で次第に大きなうねりとなり、時代を大きく動かしていくというストーリーにとっても惹き付けられるの。
学生時代は大の苦手だった世界史分野ですが、文字で読むのと映像で見るのでは大違い。ヒューマンドラマを見ているようで一気に興味が湧いてきます。
人物に焦点を当てて深堀していく縦の線、世界を俯瞰しつつの時の流れという横の線で作られていくダイナミックさ。
教科書で得た知識やニュースで知っているだけの無数の点と点が繋がり、自分の少ない知識や経験が肉付けされている感覚が面白いです。
こんなことに面白さを感じられるなら、歳をとるのも悪いことばかりではないなあと思います。
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