借りる派の私がめずらしく購入した本の話の続きです。
間もなく近所の図書館にも蔵書されたので買うほどではなかったけれど、いつもの「ちきりん節」が十分に楽しめるものでした。
タイトルにあるように「自分の意見を持つことの大切さ」が本書のメイン。SNSにあふれる単なる「反応」との違いや、自分の属するコミュニティーで「意見」を表明することはなぜ大切なのか(最も小さな単位である家族でさえも)ということが、とっても分かりやす書かれています。
ある程度歳を重ねてしまった世代にはあたりまえに感じるようなことばかりですが、なんとなく自分の中に存在している感覚を具体例を挙げながら理由とともに言語化してもらうとスカっと爽快!。
こういう本は若いうちに読んだ方が得るものが大きいのかもね。
過去の著作も目を通しているし、日頃ブログやtwitter、Voicyなどで彼女の言葉に触れているので内容としてはそれほど目新しいものを感じませんでしたが、私にとって大きな発見がひとつありました。
それはちきりんさんの中の人についての種明かしがあったこと。もちろん直接的には書かれていないけれど最後のページまで落ち着いて目を通せば『なるほど!!』となる仕掛け。
本の発売当時、Voicyで公開された担当編集者さんとの対談でちらっとおっしゃっていたので、どこにその種明かしがあるのだろうと思いながら読んだの。
もしや?と思った名前をググってみると経歴や現在のお仕事が判明。本名で書かれた著書もあるようなので早速図書館で借りてきました。
とりあえず2冊読んだところですが、ブログ・ちきりん4部作・Voicyではぼんやりとしていたピースがパチリとはまった感覚があるので多分正解(^^)v。
こちらの著書は「ちきりん」名義で出しているものより少しだけ硬めのビジネス書ですが内容的には難しくありません。
長いこと在籍していた会社での経験から得たものを惜し気もなく伝えてくれていて、それらはビジネスや仕事だけでなく社会生活を営む上で多くの人に共通する大切な考え方だと感じました。
彼女の物事に対する見方考え方や意見の出し方はこういう経験からうまれているのね、と多いに納得。
いつも応援ありがとうございます。
ポチッとしていただくと更新の励みになります。