図書館の本・雑誌とアルコール手指消毒剤シュッシュの話



コロナ禍以降、店舗や施設の出入り口にほぼ必ず置かれている手指消毒用アルコール。当たり前のように使っていますが、書店や図書館ではちょっと困っている様子。



それは、たっぷりアルコールをつけた手がよく乾かないまま雑誌などを手に取ってしまうことで起きるトラブル。


表紙や裏表紙にアルコールがついたまま元の場所に戻すと、下になった雑誌と接触した部分が他の雑誌とくっついてしまい、次に持ち上げた時にベリベリっとなってしまうのだそう。


アルコールをつけてしまった人は気づかずにその場を去ってしまうわけで、次にその雑誌を手に取った人が資料や商品を傷めてしまったという形に。


書店だとアルコールシュッシュしてから数分は店内をぶらっと歩くでしょうから、商品を手に取るまでに乾きそうですが、図書館はキケン度高しですね。




私がよく利用する図書館は入ってすぐに返却カウンターがあるので、アルコールシュッシュした手が乾ききらないうちにバッグから本を取り出すことが多いです。


また新聞や雑誌のコーナーが入り口付近にある図書館も多く、乾かない手で何気なく雑誌を手に取ってしまいがち。


書籍にはビニールのフィルム(ブッカーっていうやつですね)が施されているので、手に残ったアルコールがつく程度なら問題ないと思うのですが、雑誌にはフィルムコートがかかっていないことの方が多いからね。


日本図書館協会資料保存委員会が出した見解の中で消毒剤が図書館資料に与える影響についての記述がありました。

・消毒液が紙に悪影響を与える可能性があります。
・消毒液に含まれる水分が、紙の変形を引き起こす可能性があります。
・製本された資料の紙を 1 枚ずつ消毒することは非現実的です。
また、製本クロスや革の表紙、カラー印刷された塗工紙等に消毒液を塗布すると、変質したり退色したりする可能性があります。

「図書館資料の取り扱い(新型コロナウイルス感染防止対策)について-人と資料を守るために-」(2020年7月6日、2021年3月1日改訂)


『図書館の本、消毒しちゃえ〜!』なんて思ったそこのアナタ!勝手にアルコールシュッシュとかしちゃダメですよ〜。


さらに言えば、市販されている手指消毒用アルコールはエタノール含有量70〜80vol%程度で残りの20〜30%は水分。アルコールの悪影響だけでなく水分だって悪さをするね。


そもそも水分は印刷物の敵、手を洗ったあとの水滴や雨の日にバッグや衣服についた雫、夏だと水筒やペットボトルの結露も要注意よね。






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