ムスメに誘われて入会したABCクッキングスタジオ。
最初の頃は離れて暮らすムスメに時々会う口実程度のつもりでしたが、なんだかんだ2年半も続いています。
誘った張本人は時間的・経済的にお稽古事どころではなくなってしまったようで退会。この1年ほどは私一人でマイペースに修行中。
ときどき「ABCクッキング、持ち物」「ABCクッキング、勧誘」などの検索ワードでたどりつく方がいらっしゃるようなので、入会を迷っている方のご参考になるかも..?なことをいくつか書いてみようと思います。
コースや料金についてはWEBサイトを見ていただければわかるので割愛します。
私が通っているのはショッピングモール内のスタジオで、受講コースは【ブレッドコース】のみです。
【1】スタジオ・講師の雰囲気
まずは体験レッスンに行ってみると雰囲気がわかるのですが、講師の方はテンションが高め。入会当初は50歳過ぎの田舎のオバちゃんにはちょいとハードルが高かったですが慣れてくるにつれ気にならなくなりましたよ。
何人かの先生のレッスンを受けてみて、今ではテンションの合う先生のクラスばかり狙って受講しています。毎回同じ先生のクラスに参加しているうちに、あちらも生徒のタイプを心得て上手に接してくださるようになります。
【2】レッスンの流れ
- スタジオの入り口で受付。自分のスマホに表示したQRコードを入り口カウンターのiPadにかざすと、予約したレッスン名とテーブル番号が表示されます。
- 鍵のついた無料ロッカーに荷物を置き、エプロンを身につけ腕時計やアクセサリーは外します。
- 手を洗い所定のテーブルへ向かうと担当講師がお出迎え。この時点で道具・食材・レシピカードがテーブルに用意されていて自分の名前が書かれた位置につきます。
- 開始時間までレシピを確認したりしながら過ごします。
- 基礎やリッシュコースは各生徒のメニューがバラバラなので、席についた順に先生から合図が出て作り始めてしまうことも。全員が同じメニューを作るマスターだと全員が揃うまで待って開始することがほとんどでした。
- 発酵を待つ時間やベンチタイムに洗い物。自分が使った道具に加え共通で計量に使ったスプーンやお玉なども、同じテーブルの生徒同士で手分けして洗います。流し台はクッキング・ケーキ・ブレッド各コースの皆さん共通で使うので、タイミングによってはスペースがないこともありますが、そこは臨機応変に。
ディッシュクロスはレッスンごと各自新しいもの1枚をカゴから取り出して使い、レッスンが終わったら使用済みクロス用のカゴに入れて帰ります。
洗い物をしている間に、先生が調理台を綺麗に拭いて次に使う材料や道具を出してくださっています。
- パンが焼きあがったら、天板とクーラー網も洗って所定の位置へ戻します。
- 最後にご挨拶をして解散。メニューによって終了時間もマチマチなので各自のタイミングで席を後にします
レシピカードは持ち帰りOKなので焼成の待ち時間に先生がおっしゃったポイントなどを書き込んでいます。ブレッドコースは発酵や焼成などの待ち時間があるため、椅子に座って時間の過ぎるのを待つだけということも多く質問タイムがたっぷり。
他の受講生と材料の入手先の情報交換や、自分が未受講のメニューの様子を聞いたりすることも。
【2】勧誘について
未入会で体験コースを受ける際にはもちろん勧誘のお話があります。これは仕方がないよね。
自分はケーキのレッスンのみ受けたいと思っていても、クッキング・ブレッドとひと通りの案内がありますし、できるだけ複数コースを契約させたい狙いはあからさまなのでそこは織り込んで体験に行くことをお勧めします。
固い決意を持ってお断りすればもちろん無理やり..ということはありませんが、若いお嬢さんだとあちらのペースに巻き込まれてしまうかも。
ムスメは当初ケーキコースのみ受講するつもりだったけど、説明を受けるうちに全コースの契約となりかなりな金額を払った模様。
ひとり暮らしを始めたこともあって、魚の捌き方まで教えてもらえたり短時間で手軽に見栄え良く複数メニューを作れるという特徴に惹かれたのも事実のようです。
それぞれのレッスンを何回かずつ経験するうちに、自分の思っていたスタイルとのズレを感じたようで最後はブレッドのみ残して他は解約していましたね。
解約手数料が少し引かれたのはもったいなかったけれど、返金された分をブレッドコースの追加契約にまわしたようです。
私はクッキングは自分に合わないだろうと最初から思っていたので、幾度となく声かけはあったものの頑なにお断りしてブレッドのみを継続中。
入会後も、焼成の待ち時間などを見計らってコース追加のプッシュをされたり受講回数によるグッズプレゼントの案内があったりもします。
今では「LEEさんはブレッドのみ」って定着したようで、最近ではコース追加のプッシュはされなくなりました。購入したチケットが残り少なくなると「次どうします?」的なことは言われます。
【3】持ち物について
- エプロン
- ハンドタオル
- ふきん(ブレッドコースのみ)
エプロンもハンドタオルも好みのものでOK。忘れた時は100円で使い捨てのものをその場で買うことができます。
ブレッドコースはベンチタイムや発酵の際にパン生地の乾燥防止として濡れふきんを使うので、初心者としてはこれがちょっと悩ましかったですね。私がふきんで余曲折した話はこちら。
パン教室に通い始めた昨年の夏、こんな記事を書いていました。 一次発酵後のベンチタイムや成形をしている間、生地が乾かないよう湿らせた...
週末はABCクッキングスタジオのオリエンテーションに行ってきました。 予約の仕方やポイント制度の詳しい説明と簡単なお菓子作りで所要...
ケーキ・ブレッドのコースは、出来上がったものの持ち帰り用に箱や袋をスタジオで用意してくれます。夏場だとメニューによっては保冷剤もつけてくれます。
クッキングコースはその場で試食するようです。試食せずお持ち帰りする場合は密閉容器などを持参されているみたい。
【4】その他
予約はネットから会員サイトにログインして選択しています。曜日・時間・メニュー・講師名などで絞り込み検索ができるで自分の都合に合わせて「予約する」ボタンを押すだけ。土・日・祝日は早めにチェックしておかないと、すぐにいっぱいになってしまいますね。
私は平日狙いなので割と楽に予約できています。平日はほぼ同世代の方が多くてのんびりした雰囲気。つまずくポイントなんかも似ていてリラックスしながら参加しています。土日は若い方が多いのかもしれませんね。
ネットが得意でないからと、受講した帰り際に次のレッスンの予約を入れて行く方もいらっしゃいます。たしか電話でもOKだったかと。
長くなりましたが、2年半続けてみて思うのは「教えていただく」というのは格別の体験だということ。ネットのサイトや動画、テレビ、実用本など、自学で習得する手段は様々ありますが、ちょっとしたことが原因でつまずいたまま嫌になってあきらめてしまうことって多いと思うのですよ。
ABCクッキングの先生って、「料理の先生」や「家庭科の先生」にありがちな怖いおばちゃんのイメージとは正反対。いつでも笑顔で「あら〜、でも大丈夫よ」と励まし上手なの。
初めて足を踏み入れた体験レッスンで一番感じたのは、手助けのタイミングが絶妙なうえに「ちがうちがう!」っていう雰囲気を醸し出さないプロの接客術。
これはいかん!となる直前で「ちょっと借りるね♪」とさらっと手を出してリカバリーしてくれて、不器用な生徒でも失敗せず最後まで作り上げるように指導する訓練がしっかりされているなあと感心します。
「楽しかった」「私でもできた」という前向きな経験を重ねているうちに上達していく感じ。レッスン料金は田舎の感覚だとかなり高いけれど、ためしてみる価値はあると思っています。
私の場合はワンレッスンの単価を計算して、ひと月に自分の趣味にかけて良いと思う金額になるよう回数を調節しています。ざっくりだけどね。
ブレッド基礎やリッシュはワンレッスン約5,000円なので、ひと月の予算が5,000円なら1回/月、1万円なら2回/月。マスターコースはワンレッスンあたり約8,000円とちょい高めなので、ひと月予算5,000円だったら3ヶ月で2回…のように。
当分のあいだは開講メニューや自分の予定と相談しながらゆる〜く継続するつもり。
やはり教室に行くと刺激になって家でも作ろうっていう気持ちになるし、私の帰宅を楽しみにして喜んで食べてくれる姿を見るのは嬉しいのでね。
#ABCクッキング
#パン教室
#料理教室
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コメント
こんにちは、LEE様。
>「教えていただく」というのは格別の体験これ本当に感じます。
今、フィットネスジムに通っていますが、リアル指導はやはり違うのですよね〜
色々なトレーナーさんの言葉がある日突然”この筋肉に繋がるのか〜”ということがわかったりします。
また間違いも分かるし。
お互い取り組んでいるものの違いはあれど、リアルの双方向の良さを私も感じます。
おはようございます、グリコ様
自学とリアル指導の差、手や体を動かす系は特に顕著かもですね。
そして今時の若い指導者さんは人当たりもソフトで褒め上手。
おばちゃんはとってもご機嫌に、ときにはかなりずうずうしく楽しませていただいています(^^)。